工事現場や屋外作業での熱中症発生に迅速に対応するための手順をまとめた「熱中症発生時対応マニュアル」です。発生時の体制・手順・初動対応がチェックリスト形式等で整理でき、現場全体への周知と緊急時における各役職者(職長・班長・現場代理人)の責任を明確化します。例文付きで、各現場ですぐに適用可能です。
■熱中症発生時対応マニュアルとは
事業者に義務付けられた熱中症対策の一環として、現場で実際に熱中症が発生した際の発見・報告・対応・搬送までの一連のプロセスを明文化した文書です。WBGT値28℃以上、気温31℃以上の作業環境下における体制整備と責任者の役割、初動対応の手順を定めることで、迅速な対応と後続の再発防止につなげます。
※WBGT値等は最新の厚生労働省ガイドラインに基づき適宜更新してください。
■テンプレートの利用シーン
<工事現場(道路・橋梁・造成・足場)で>
高温環境での資材運搬、足場作業、高所作業など、熱中症リスクが高い工程の安全管理に活用できます。
<仮設作業所・現場詰所・重機オペレーション時に>
休憩所や重機内の温度上昇に注意が必要な場合の温度管理、退避手順の周知に役立ちます。
<協力会社・下請・一人親方を含む現場全体で>
複数の会社が関わる現場でも統一した安全ルールを共有できます。
■作成・利用時のポイント
<兆候の早期発見と報告ルートを明確化>
めまい・頭痛・発汗異常などの兆候を発見した際、職長・班長・現場代理人への即時報告体制を構築します。
<離脱動線や足場・高所からの退避手順を整理>
高所作業中・機械運転中の安全離脱ルートまで明記し、緊急時の混乱を最小限に抑えます。
<医療搬送判断と記録を正確に>
WBGT値、体温、作業場所、化学物質使用状況など、工事現場特有の項目をチェック式で管理でき、再発防止にも役立ちます。
■テンプレートの利用メリット
<Excelで編集可能>
作業班、場所、無線番号、工程予定など現場固有の情報を自由に調整できます。
<見本付きで記入がスムーズ>
対応事例や記入例がついているため理解しやすく、スムーズに作成できます。
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