AIの活用が急速に広がるなかで、「自社のデータをAI開発に使わせてほしい」「学習用のデータを外部から調達したい」という場面が、さまざまな業種・規模の企業でじわじわと増えてきています。
でも、いざ取引を進めようとすると、「どんな書類を用意すればいいの?」「口頭や簡単なメールだけで大丈夫?」と迷ってしまう方も少なくないはずです。
この書式は、そうした場面でまず手元に置いておきたい、AI学習用データの提供に特化した契約書の雛型です。
提供する側(データを渡す企業・個人)と受け取る側(AIの開発・学習に使う企業)のあいだで、何をどこまで使っていいか、情報はどう守るか、トラブルが起きたときはどうするか。
そういった大切な取り決めを、きちんと書面に残しておくための書式です。
具体的に使うのは、たとえば「社内のFAQデータをAIチャットボットの学習に使わせる」「操作マニュアルを外部のAI開発会社に渡してモデルを作ってもらう」「業務で蓄積した文書データをパートナー企業のAI研究に提供する」といった場面です。口約束や曖昧なやりとりのまま進めてしまうと、後から「そんな使い方は聞いていない」「データが外部に漏れた」といったトラブルに発展しかねません。
この書式を使えば、そういったリスクをあらかじめ減らすことができます。
対価(お金)の扱い、データを返してもらう手順、秘密保持の期間など、実務でよく問題になるポイントをひと通り盛り込んであります。難しい専門用語はできるだけ使わず、担当者レベルで内容を確認できる構成を心がけました。
もちろん、個々の取引の内容に合わせて、金額・期間・対象データなどを書き加えるだけで使えるようになっています。
〔条文タイトル〕
第1条(定義)
第2条(提供データの範囲)
第3条(データの提供方法)
第4条(利用目的および利用制限)
第5条(知的財産権)
第6条(機密保持)
第7条(個人情報の取扱い)
第8条(セキュリティ管理)
第9条(対価)
第10条(保証および免責)
第11条(損害賠償)
第12条(契約期間)
第13条(中途解約)
第14条(契約終了後の措置)
第15条(権利義務の譲渡禁止)
第16条(不可抗力)
第17条(準拠法および管轄裁判所)
第18条(協議)
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