この書式は、保険会社や信託銀行、年金基金、コンサルティングファームなどがアクチュアリー(保険数理の専門職)を正社員として採用する際に使う雇用契約書のひな型です。
アクチュアリーは国家資格に準ずる高度専門職でありながら、採用時の契約書には汎用的なテンプレートがそのまま使われていることが少なくありません。
この書式は、アクチュアリーという職種の特殊性を正面から反映した、おそらく市販のひな型としては珍しい一本です。
職務内容は、保険料率の算定や数理モデルの設計といったプライシング業務、責任準備金の算出・決算対応、ソルベンシー評価やERMに関するリスク管理、企業年金の財政検証・退職給付債務の計算、さらに金融庁への届出やIFRS第17号対応まで、アクチュアリーが実務で担当する業務を5つのカテゴリに分けて全17項目を網羅しています。
この書式ならではの工夫として、アクチュアリー資格に関する条項を独立して設けています。正会員・準会員・研究会員・受験中といった資格状況の申告欄、試験受験料の補助や試験準備のための特別休暇、CPD(継続的専門能力開発)への配慮といった資格支援制度まで、一つの条文でまとめて規定できる構成です。
報酬面でもフェローとアソシエイトで資格手当の金額を分ける欄を用意しました。
秘密保持の条項では、保険料率の基礎率や数理モデルの前提条件など、アクチュアリー業務に特有の機密情報を具体的に列挙しています。
2024年4月1日施行の改正民法対応版です。
〔条文タイトル〕
第1条(雇用)
第2条(職務内容)
第3条(就業場所)
第4条(契約期間)
第5条(試用期間)
第6条(勤務時間・休憩)
第7条(休日・休暇)
第8条(賃金)
第9条(賞与)
第10条(退職金)
第11条(社会保険・労働保険)
第12条(アクチュアリー資格に関する事項)
第13条(秘密保持)
第14条(個人情報の取扱い)
第15条(競業避止)
第16条(知的財産権)
第17条(兼業・副業)
第18条(服務規律)
第19条(懲戒)
第20条(退職)
第21条(解雇)
第22条(損害賠償)
第23条(就業規則との関係)
第24条(合意管轄)
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