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借用書とは、当事者間で貸し借りがあったことを証明する書類であり、大きくお金のやり取りで使用する「金銭借用書」と、物のやり取りで使用する「物品借用書」に分かれます。 貸し借りを口約束だけで行ってしまうと、「貸した」「借りてない」といった口論になったときに、その証明ができずに金銭や物品が戻ってこない可能性もあります。なぜなら、貸主側が貸したことを主張しても、それを証明する証拠がなければ、借主側では返済義務を負わないことになるからです。 そのような事態を防ぐためにも、事前に取り決めを記載した借用書を作成しておくことは重要です。借用書には法的効力があり、裁判になった際には、貸し借りをしたという事実の証拠として提出することができます。 また、借用書の作成は、借主に「返済しなければならない」という動機付けをすることにも役立ちます。 こちらは表形式タイプの、無料でダウンロードできる物品借用書(Excel版)のテンプレートです。高価な物や希少な物の貸し借りをする際などに、お役立てください。
■借用書(表形式版)【無利子・一括返済・遅延損害金】とは 金銭の貸し借りを行う際、「利息は発生しない(無利子)」が、「返済期日に一括で返し」、もし「返済が遅れた場合は所定の遅延損害金を支払う」という条件を明記した、金銭消費貸借契約の成立を証明する証拠文書です。 ■利用するシーン ・親子間や知人間など、利息を取ることは望まないものの、返済の約束だけは明確にし、万が一の遅延には備えておきたい金銭貸借の際に利用します。 ・会社の役員が会社へ一時的にお金を貸し付ける(役員借入金)際、無利子とするが、返済期日や遅延時の定めは明確にしておきたい場面で利用します。 ・無利子で金銭を貸し付けるが、返済期日を厳守させたいという貸主の意向を、遅延損害金という形で法的に明確にする場面で利用します。 ■利用する目的 ・お金を貸し借りした事実と、元本、無利子であること、一括での返済期日、遅延損害金の利率といった重要条件を文書化し、双方の合意を明確にするために利用します。 ・無利子であっても、返済が遅れた場合には法的なペナルティが発生することを明記し、借主に対して返済期日を守るよう、心理的なプレッシャーを与えるために利用します。 ・後日、税務調査などで「贈与(あげたもの)」と見なされることを防ぎ、「返済義務のある貸借である」ことを証明する法的な証拠とするために利用します。 ■利用するメリット ・無利子という親しい間柄での貸借であっても、「返した・返さない」といった金銭トラブルの発生を効果的に防止できます。 ・表形式で「無利子」や「遅延損害金」の条件が明記されるため、契約内容の確認が容易で、解釈のズレを防げます。 ・万が一返済が遅れた場合は、本借用書を根拠として、法的に遅延損害金を請求することが可能になり、貸主のリスクを軽減できます。 こちらはPowerPointで作成した、借用書(表形式版)【無利子・一括返済・遅延損害金】のテンプレートです。無利子での貸借条件と返済遅延時の取り決めを明確にし、将来的な紛争を未然に防止するために、無料でダウンロードできる本テンプレートをご活用ください。
金銭消費貸借契約とともに、債務の履行を担保するために、不動産譲渡担保契約を締結する書式です。譲渡担保契約では、担保権者に不動産の所有権を移転し、債務の履行を怠った場合には確定的に所有権が帰属し、債務を完済した場合には、所有権を債務者に変換することを内容とするものです。 担保権者は、第三者に対する対抗要件として所有権移転登記をすることになりますが、本契約書では、契約締結時に所有権移転の仮登記をし、確定的に所有権が移転した時に、所有権移転の本登記をすることとしています。 譲渡担保権が設定されている場合に目的不動産を、いずれが用いるかは当事者間の合意によりますが、譲渡担保権の目的からすれば債務者が利用することが多いと思われます。この場合には、譲渡担保権者から債務者に対して目的不動産を賃貸借又は使用貸借するという形式をとることになります。本書式は、債務者に対して無償での使用を認める内容としております。 譲渡担保権の実行方法は、目的物を任意売却した代金から債務に充当する場合と、目的物の所有権を担保権者が確定的に取得し、目的物の評価額相当額を債務に充当して消滅させるという方法があります。いずれの場合にも、債務額よりも目的物の売却代金又は目的物の評価額が高額になる場合には、債務者は、差額の清算を受けられることが判例上認められています。 適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。2020年4月1日施行の改正民法対応版です。 〔条文タイトル〕 第1条(金銭消費貸借契約) 第2条(譲渡担保契約) 第3条(譲渡担保権の実行) 第4条(使用権) 第5条(付保) 第6条(誠実義務) 第7条(債務の完済) 第8条(管轄)
【改正民法対応版】金銭消費貸借契約書(質権〔動産〕付、分割払い)」は、金銭の貸借に関する契約で、甲(貸主)が乙(借主)に金銭を貸し付けることを定めたものです。 この契約では、質権(動産)を担保に、分割払いで返済が行われることが特徴です。 このような契約書は、金銭消費貸借契約の条件や当事者の権利義務を明確化し、トラブルや紛争を未然に防ぐ役割を果たします。 また、質権(動産)付きの契約であるため、貸主は借主が返済義務を果たさない場合、担保となる動産を処分することができます。 〔条文タイトル〕 第1条(消費貸借) 第2条(利息) 第3条(弁済方法) 第4条(遅延損害金) 第5条(期限の利益の喪失) 第6条(質権の設定) 第7条(本件動産の引き渡し) 第8条(質権による担保) 第9条(追加担保の提供) 第10条(火災保険の設定) 第11条(質権の実行) 第12条(精算) 第13条(本件動産の返還) 第14条(合意管轄) 第15条(協議)
借用書とは、借金の返済を約束するため、借主から貸主に対して提出する書面のことです。 借用書を作成(提出)する主な目的は、貸し借りがあった事実やその内容を明確にすることです。 民法上、金銭の貸し借りというのは「消費貸借契約」にあたり、口頭の約束でも成立します。しかし、口頭のみの場合には「貸した」「借りていない」というトラブルになる恐れもあるため、借用書を作成してそのような結果になることを防ぎます。 また、借用書を利用するのは、口頭のみで金銭の貸し借りをするよりも、借主に返済義務を強く認識させるためという目的もあります。 こちらはWordで作成した、レイアウトが縦の表形式タイプの借用書です。一括返済の内容であり、利子と遅延損害金の支払いがあるものとなっています。 無料でダウンロードすることができるので、お役立ていただければと思います。
公証役場で金銭消費貸借契約を結ぶ場合の文案です。これに沿って記入したものを提出するとスムーズに公正証書が作成されます。
トラブルを防ぐために、金銭消費貸借契約を締結します。その場合、金銭消費貸借契約書または借用証書が作成されます。
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