■製造原価報告書とは
製造業において、一会計期間内に製品を完成させるためにかかったコスト(原価)を計算・集計するための財務諸表の1つです。材料費、労務費、経費の三つの要素に分け、当期にどれだけの費用で製品を製造したかを明確にします。損益計算書に記載される「売上原価」を算出するための、重要な基礎資料となります。
■利用するシーン
・会計期間の終了後、決算整理手続きの一環として、当期の製造原価を確定させる際に利用します。
・経営陣がコスト構造を分析し、どの工程にどれだけの費用がかかっているかを把握して、原価低減の施策を検討する場面で利用します。
・金融機関からの融資審査や、株主への経営状況報告など、外部の利害関係者に財務状況を開示する場合に利用します。
■利用する目的
・当期に完成した製品の総製造費用を、勘定科目ごとに正確に算出して記録するために利用します。
・材料費・労務費・経費の各項目を詳細に把握し、製品の原価構成を明確にするために利用します。
・損益計算書を作成するうえで必要不可欠な、「当期製品製造原価」の数値を確定させるために利用します。
■利用するメリット
・製品の製造に要したコストが可視化されるため、無駄な費用の特定やコスト削減の計画が立てやすくなります。
・損益計算書と合わせて分析することで、より精度の高い経営判断や事業計画の策定が可能になります。
・過去の報告書と比較することで原価の変動を追跡でき、効率的な生産体制の構築に役立てることが可能となります。
こちらは無料でダウンロードできる、Word版の「製造原価報告書【報告式】」のテンプレートです。当期の製品製造にかかったコストを正確に把握し、経営分析や原価管理を推進するために、本テンプレートをご活用ください。
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