週単位で柔軟な労働時間管理を可能にする「1週間単位の非定型的変形労働時間制に関する協定届」です。業務の繁閑に応じて、週40時間以内で勤務時間を調整する制度導入時に必要な労使協定書式で、労働基準監督署への提出に利用できます。
■1週間単位の非定型的変形労働時間制に関する協定届とは
週ごとに所定労働時間や休日を柔軟に設定できる「1週間単位の非定型的変形労働時間制」を導入する際、労使間で代表選出方法や運用期間などを合意し、監督署へ正式届出するための法定帳票です。変形労働制の適正運用を証明する根拠資料となります。
■利用シーン
<小売業などシフト勤務導入時に>
繁閑・曜日ごとに業務量が変動する事業所が週単位で効率的に労働時間を管理する際に有効です。
<アルバイト・パート・フルタイム混在店舗の労務管理に>
対象労働者数・代表選出・業務内容まで一括記載できるため、多様な雇用形態管理にも活用可能です。
<監督署提出・社内管理資料として>
協定内容や成立過程、代表の選出手続も記録でき、監査・行政調査・社内運用記録にも最適です。
■作成・利用時のポイント
<代表選出の合法性・透明性を担保>
挙手多数決等、過半数代表の選出方法を必ず具体的に記載しましょう。
<労働時間・休日運用の詳細記載>
週の労働時間が40時間以内となるよう設定し、起算日や業務内容も正確に記載してください。
<協定日・署名日・記入内容をダブルチェック>
記載ミス・漏れは法令違反となるため、協定成立日・使用者署名も確実に記載します。
■利用メリット
<現場業務と連動しやすい>
店舗業務内容・労働者数を明記することで現場管理・人員配置計画にも役立ちます。
<記載例付きで初回作成も簡便>
代表選出など見本を参考に、作成ミスを防げます。
※出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/index.html)
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