■育児休業等取得実績報告書とは
企業が従業員の育児休業取得状況を記録・整理するための書式です。常時雇用する労働者が1,000人を超える企業には従来から、2025年4月1日からは300人を超える企業にも、男性従業員の育児休業等取得状況を年1回、インターネットなど、一般の人が閲覧できる方法で公表する義務があります。
■利用するシーン
・公表前事業年度の終了後、男性従業員の育児休業取得率を集計し、社内外に公表する際に利用します。
・助成金の申請や行政機関への報告が必要な場合、取得実績の証明資料として活用します。
・社内でワークライフバランス推進施策の進捗を評価・検証する際、データ収集の基礎資料として用います。
■利用する目的
・法令で定められた、育児休業取得状況の公表義務を円滑に果たすための基礎資料として利用します。
・助成金(例:両立支援等助成金)や認定制度(例:くるみん認定)の申請時に、取得実績を証明するために利用します。
・社内の両立支援施策の効果測定や、課題抽出のために利用します。
■利用するメリット
・法令遵守を確実に実現し、企業の社会的信頼性を高めることができます。
・育児休業取得実績を可視化することで、従業員の両立支援意識や働きやすい職場環境づくりを促進できます。
・助成金や各種認定制度の申請に必要な情報を、効率的に整理・管理できます。
こちらは無料でダウンロードできる、Excel版の育児休業等取得実績報告書です。なお、厚生労働省のホームページでも入手可能なので、従業員の育児休業取得状況の公表に、ぜひご活用ください。
※出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/index.html)
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