父のない子 (非嫡出子)が父をもつには、父親の認知が必要です。認知とは、法律上の親子関係を設定する法律行為をいいます。 認知には、父が自らの意思でする任意認知と、 裁判によって確定される強制認知があります。 父親が認知した後に、その子の母親と結婚すると、子は嫡出子になります。また、子の母と父が婚姻していて、のちに子を認知する場合も同様です。これを準正といいます。 本雛型は認知されていない子どもの認知を父親に請求するものです。何度も認知を請求しているにもかかわらず返事がないような場合は、法的な手段もちらつかせながら請求するのが効果的です。 認知の裁判を起こす場合、訴えを起こすのは子どもということになります。母親はその子の法定代理人として裁判を行っていくことになります。
養育費の額は、支払う側の経済的なレベルを基準にして定められますが、子どもを引き取る側の生活水準も考慮されますから、一方の収入や生活だけで決められるわけではありません。養育する側にもそれなりに収入がある場合は、それも考慮に入れて決められます。 養育費は変更が可能です。協議で変更が決まらない場合には、家庭裁判所が審判で定めます。 一度決められた養育費を変更することはそう簡単ではありませんが、それでもやむをえない事情がある場合には、養育費の増減を請請求することが可能です。増額の理由としては、①入学金など進学にともなう学費がある場合、②ケガや病気で入院した場合、③受けとる側が病気や失職などで収入が低下した場合、の大幅な物価上昇など社会的な理由がある場合などがあげられます。 適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。2020年4月1日施行の改正民法対応版です。
土地の面積や位置関係は、登記簿や公図に示されていますが、必ずしも正確ではありません。 そのため、隣接する土地の所有者同士で境界をめぐるトラブルが生じることも、よくあります。 境界トラブルを解決する手段としては、裁判所に境界確定の訴えを提起する方法がもっとも確実です。この場合、裁判所は、当事者の主張に拘束されることなく、客観的な証拠にもとづいて境界を確定することになります。 本雛型、境界について争いがあるにもかかわらず、勝手に隣地の所有者が塀の設置工事を始めた場合のものです。本書面を送っただけでは、境界トラブルの解決にはならない可能性もありますが、とりあえず、塀の設置工事を中止するよう要求した証拠を残し、同時に境界確定の訴えを提 起する旨を伝えておけば、トラブルを最小限に食い止めることができるかと存じます。 適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。2020年4月1日施行の改正民法対応版です。
負担付遺贈の具体例としては、 たとえば特定の子どもに 「親の面倒をみる」という条件のもとに全財産を遺贈するというようなことです。 受遺者に一定の法律上の義務を課す遺贈といえます。 負担付遺贈の受遺者が、その負担した義務を履行しないときは、相続人または遺言執行者は訴えによって、その履行を請求できますし、相当の期間を定めて履行を催告したのにその期間内に履行がなかったときは、家庭裁判所に遺言の取消しを請求することもできます。 本書式は、相当の期間を定めて負担義務の履行を催告する場合のものです。適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。2020年4月1日施行の改正民法対応版です。
本書式のように警告したにもかかわらず、建物建築を中止せず、塀が完成した場合に送る「撤去要求の警告書です。実際のところ、塀が完成してから撤去を求めても、すぐに撤去に応じることはま ずないでしょう。 ただし、裁判に発展した場合に、書面によって建造中止や撤去の警告書を送った事実は証明され ることになりますから、その点で有用かと存じます。 適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。2020年4月1日施行の改正民法対応版です。
地主が借地契約を更新しない場合、その借地上に建物を所有している借地人は建物を時価で買い取るように地主に請求することができます。 また、借地人が地上建物に設定していた抵当権が実行された場合、第三者(買受人)が建物の所有権を取得するとともに土地の借地権も取得することになりますが、地主がこの借地権譲渡を承諾しないときは、その買受人が地主に対して建物買取請求権を行使することができます。 地主が買受人から建物買取請求権を行使されたときは、地主と買受人の間において時価による売買契約が成立します。この文例はその場合の契約申込みの通知です。 適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。2020年4月1日施行の改正民法対応版です。
養育費の支払いは、 一般的には月払いであることが多く、期間も長期にわたるケースが多いため、支払いが悪くなった、払ってくれなくなったというトラブルも目立ちます。 養育費の不払いに対しては、裁判所に申立てをして相手方の給与を差し押さえたり、制裁金を課してもらったりすることができます。そのような法的手段をとる前に、まずは本雛型で支払いを請求した記録を残すことを推奨します。 養育費の支払いが裁判や調停で決まった場合は、 それを根拠に支払いを請求すればよいのですが、協議離婚の場合で書面などで約束した事実もないという場合であっても、同意した養育費を支払う義務が相手にありますから、金額を計算して請求しましょう。 適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。2020年4月1日施行の改正民法対応版です。
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