本契約書雛型は、放送局等の放送事業者がフリーアナウンサーと業務委託契約を締結する際に使用することを想定して作成されています。
本契約書雛型は、放送業界における最新の実務慣行を反映しています。
フリーアナウンサーの業務範囲をアナウンス、ナレーション、司会等と明確に定義し、業務発注手続きから知的財産権、肖像権の取り扱いまで詳細に規定することで、両者の権利義務関係を明確化しています。
特に重要な特徴として、放送番組への出演及び付随業務に関する委託料の設定基準を明示し、支払条件を詳細に定めています。
また、独占禁止条項により競合他社での出演に関する取り決めを規定する一方で、フリーアナウンサーの活動の自由度にも配慮した内容となっています。
さらに、著作権及び肖像権の利用範囲を明確にすることで、二次利用に関する権利関係も整理しています。
本契約書雛型は主にテレビ局、ラジオ局等の放送事業者が、レギュラー番組やスポット番組でフリーアナウンサーと継続的な業務委託関係を構築する場合に適しています。
また、放送関連イベントでの司会等、放送に付随する業務についても包括的にカバーしているため、総合的な業務委託関係の構築が可能です。
守秘義務や反社会的勢力の排除など、近年重要性を増している条項も充実しており、現代の放送業界のニーズに即した内容となっています。
適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。2024年4月1日施行の改正民法対応版です。
〔条文タイトル〕
第1条(契約の目的)
第2条(信義誠実の原則)
第3条(業務内容)
第4条(業務の発注)
第5条(委託料及び支払方法)
第6条(業務遂行上の義務)
第7条(業務の変更及び中止)
第8条(再委託の禁止)
第9条(経費負担)
第10条(知的財産権)
第11条(肖像権等)
第12条(守秘義務)
第13条(独占禁止)
第14条(契約期間)
第15条(解除)
第16条(反社会的勢力の排除)
第17条(損害賠償)
第18条(不可抗力)
第19条(権利義務の譲渡禁止)
第20条(協議解決)
第21条(管轄裁判所)
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