本「【改正民法対応版】中古重機売買契約書(売主有利版)」は、売主の立場を重視し、取引上の権利を最大限に保護する内容となっています。
つまり、売主のリスクを可能な限り軽減する条項構成を採用しています。
本契約書雛型の特徴として、支払条件の厳格化や手付金・中間金の不返還、危険負担の買主への転嫁など、売主の経済的利益を確保する規定を充実させています。
特に契約不適合責任については、点検期間を3日間に限定し、修補義務を否定するなど、売主の負担を最小限に抑える工夫がなされています。
また、引渡しに関する条項では、引渡場所を売主指定とし、費用負担を買主に課すなど、実務上の負担を軽減する配慮がなされています。
さらに、損害賠償についても売主の責任を限定する一方、買主には違約金条項を設けるなど、非対称的な責任構造を採用しています。
本契約書雛型は、中古重機販売を主たる事業とする事業者や、不定期に中古重機を売却する建設会社など、売主としての立場から取引の安全性を確保したい方々に最適な内容となっています。
一般的な契約書と比べて売主の保護に重点を置いているため、継続的な取引関係がある場合や、買主との関係性を重視する場合には、条項の一部調整が推奨されます。
なお、反社会的勢力の排除条項や秘密保持義務など、現代の取引実務において不可欠な条項については、一般的な規定を維持しており、コンプライアンス面での問題にも配慮した構成となっています。
適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。2023年4月1日施行の改正民法対応版です。
〔条文タイトル〕
第1条(定義)
第2条(売買目的物)
第3条(付属品等)
第4条(売買代金)
第5条(引渡し)
第6条(危険負担)
第7条(所有権の移転)
第8条(登録手続)
第9条(契約不適合責任)
第10条(保証)
第11条(禁止事項)
第12条(契約解除)
第13条(反社会的勢力の排除)
第14条(損害賠償)
第15条(秘密保持)
第16条(協議解決)
第17条(管轄裁判所)
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