2025年6月施行の労働安全衛生規則改正に対応した「熱中症報告体制の周知用テンプレート」です。WBGT28℃以上または気温31℃以上の環境下で作業を行う製造現場において、熱中症が発生した際の報告経路・応急処置等の周知に使用します。法改正で義務化された内容に準じ、現場・ラインごとの管理者や産業医を明確にし、迅速な対応と安全管理体制の確立に役立ちます。工場や製造拠点に掲示・配布して運用しやすい実務的なExcel形式で無料ダウンロード可能です。
■熱中症報告体制の周知とは
製造業の現場における熱中症対策を徹底するため、作業者・ライン管理者・産業医間の報告ルートや指揮系統を明確にし、応急対応や再発防止措置を共有するための社内案内です。
■テンプレートの利用シーン
<工場・製造現場での安全衛生教育時に>
全従業員に報告体制と初動手順を周知する資料として利用できます。
<熱中症リスクが高い環境下での掲示用に>
作業所・ロッカー室など従業員が目にする場所へ掲示・常時確認できる体制維持を目的とします。
<労災報告・記録管理時に>
応急処置・報告手順が適切に行われたことの証明および3年間の記録保存を行う文書管理に対応します。
■利用・作成時のポイント
<責任者の最新情報を記載>
緊急時の混乱を防げるよう、製造工程責任者・産業医など、現場連携の重要担当者を明記します。
<応急処置・発生記録の統一化>
「発症時記録票」に詳細を記入の上、労災・安全衛生委員会記録と一体で3年間保存することが重要です。
<教育・掲示の継続運用を徹底>
体制更新や設備配置変更があった場合は再掲示を行い、年次教育時に最新体制を再周知する運用を行いましょう。
■テンプレートの利用メリット
<現場対応の実効性を高める>
発生から報告・記録保存まで現場主導で速やかに対応できる仕組みを構築します。
<教育・記録一体化で再発防止を強化>
教育計画・報告体制・記録保存を紐づけることで、PDCA型の労働安全衛生管理を実現できます。
※本テンプレートは、改正労働安全衛生規則(第612条の2)・労働安全衛生法第22条、厚生労働省「最新版 職場の熱中症対策」に基づいた内容です。運用時は各社の規程・現場実態に合わせて調整してください。
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