会社で使っていたパソコンやタブレットがたまってきて、どこかに引き取ってもらいたい。そんな依頼を受ける機会が増えている買取業者の方に向けて作った契約書です。
特にリース期間が終わった機器を法人からまとめて買い取る場面では、口約束や簡単なメモだけで進めると、後になって「査定金額が思っていたのと違う」「データが残っていた」といったトラブルに発展しやすい。
この書式はそうしたリスクを事前に仕切るために設計されています。
一番の特徴は、買取業者(甲)側の立場をしっかり守る構成になっている点です。
機器の状態は「見たまま」で買い取る現状有姿を原則とし、引渡し後に不具合が見つかっても売却側(乙)に責任を問いにくい仕組みを取り入れています。
また、グレードの判定基準(S〜Dの5段階)は甲が主導できる仕組みで、市況が急変したときに価格を見直す余地も条文に盛り込んであります。
万一もめたときの裁判所は甲の地元、賠償額にも上限を設けているので、業者側のリスクを最小限に抑えられます。
データ消去については、米国政府機関も採用しているNIST基準またはIPAの推奨方式に準拠した処理を行い、証明書を発行する仕組みを定めました。
個人情報の取り扱いや廃棄物処理法への対応も明記しているため、売却する法人にとっても安心材料になり、商談の入り口でつまずきにくくなります。
基本契約を一度結んでおけば、次回以降は付属の個別契約書で取引が完結します。
適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。
〔条文タイトル〕
第1条(目的)
第2条(定義)
第3条(個別契約の成立)
第4条(対象機器の引渡し)
第5条(対象機器の状態に関する表明保証)
第6条(買取代金および支払)
第7条(グレード査定および価格変動)
第8条(データ消去および証明)
第9条(個人情報の保護および守秘義務)
第10条(廃棄物処理法対応)
第11条(危険負担)
第12条(知的財産権)
第13条(反社会的勢力の排除)
第14条(契約の解除)
第15条(損害賠償の制限)
第16条(有効期間)
第17条(準拠法および合意管轄)
第18条(誠実協議)
【別紙1】グレード査定基準表
【別紙2】情報機器個別買取契約書(帳票形式)
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