本契約書は、美容サロンやスクールの運営者が、外部の専門家に講師業務を委託する際に必要な事項を網羅しています。例えば、高度なカット技術を持つヘアスタイリストに最新のテクニックを教えてもらいたい場合や、人気ネイリストにトレンドデザインの講座を依頼する際にご活用いただけます。
契約の目的から始まり、委託業務の詳細、報酬、秘密保持、個人情報保護、権利帰属など、重要な事項を18の条項にわたって明確に規定しています。
例えば、報酬に関する条項では、1回の講義あたりの基本報酬額を明記できるほか、特別な講座や長期プログラムの場合の特別報酬についても規定可能です。
また、秘密保持条項により、新しいヘアカラーリング技法や独自のスキンケア方法など、サロン独自のノウハウを守ることができます。
近年重要性が増している反社会的勢力の排除条項も含まれており、ビジネスを守るための必要な対策も講じられています。
本契約書は美容技術全般に適用可能で、ヘアメイク、ネイル、エステティックなど、様々な分野でご活用いただけます。
例えば、「ヘアメイク技術講座」を「最新アートネイル講座」や「痩身エステ技術セミナー」に変更するだけで、各分野に対応できます。
さらに、講義に関する著作物の取り扱いについても特記事項として明記されています。
例えば、講師が作成したヘアアレンジの手順書や、エステティシャンが開発したマッサージ技法の資料の著作権が誰に帰属するかを明確にできます。
適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。2020年4月1日施行の改正民法対応版です。
〔条文タイトル〕
第1条(目的)
第2条(委託業務)
第3条(委託期間)
第4条(業務遂行)
第5条(報酬)
第6条(経費負担)
第7条(再委託の禁止)
第8条(秘密保持)
第9条(個人情報保護)
第10条(権利帰属)
第11条(競業避止)
第12条(損害賠償)
第13条(契約解除)
第14条(反社会的勢力の排除)
第15条(契約終了後の措置)
第16条(譲渡禁止)
第17条(協議事項)
第18条(管轄裁判所)
特記事項
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