蓄電池やEV充電器(電気自動車の充電設備)を自社の建物・施設に設置してもらうとき、工事を依頼する側(発注者)の立場を守ることに特化した契約書の雛型です。
再生可能エネルギーの普及とともに、家庭・マンション・商業施設・駐車場へのEV充電器や蓄電池の設置依頼は急増しています。
ところが工事業者から提示される契約書はどうしても業者寄りの内容になりがちで、「追加費用を後から請求された」「工期が遅れたのに何も補償されなかった」「機器の不具合が出たのに業者が責任をとらなかった」といったトラブルは少なくありません。
この書式はそうした発注者側のリスクを正面から想定して作られています。
たとえば、追加費用の請求は発注者が書面で事前に承認した場合に限るとしており、口頭での「追加費用が発生しました」という請求を防ぐことができます。
工期の延長も発注者の書面承認がなければ認められず、下請業者への丸投げも発注者の許可が必要です。引渡し後の不具合対応期間は3年間確保されており、工事業者が負う損害賠償に上限も設けていません。支払タイミングも完成後の後払い比率を高く設定しているため、「お金を払ったのに工事がずさんだった」という事態を避けやすくなっています。
また、理由を問わず発注者側から契約を終了できる条項も盛り込まれています。
適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。
〔条文タイトル〕
第1条(目的)
第2条(定義)
第3条(工事の内容)
第4条(工事期間)
第5条(請負代金)
第6条(代金の支払)
第7条(許認可・届出)
第8条(安全管理・法令遵守)
第9条(工事中の設備・環境保護)
第10条(材料・機器の検査)
第11条(第三者への再委託)
第12条(完成検査・引渡し)
第13条(危険負担・所有権移転)
第14条(契約不適合責任)
第15条(損害賠償)
第16条(保険)
第17条(知的財産権)
第18条(秘密保持)
第19条(個人情報の取扱い)
第20条(契約の変更)
第21条(解除)
第22条(反社会的勢力の排除)
第23条(不可抗力)
第24条(準拠法・管轄裁判所)
第25条(誠実協議)
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