中国の工場やメーカーに自社ブランドの商品を作ってもらう。いわゆるOEM生産を検討しているなら、取引を始める前に相手側ときちんと取り決めを文書化しておくことが欠かせません。
この書式は、そのための契約書を中国語(簡体字)の正文と日本語の参考和訳をセットにしてまとめたものです。
OEM取引には、普通の商品売買とは違う独特の問題がいくつもあります。
たとえば、自社のロゴやブランドを相手のメーカーに使わせる際の管理、仕様書や図面などの技術情報が外部に漏れるリスク、製造途中で仕様を変更したくなったときの費用負担、あるいは製造に使う材料を自社から提供する場合の所有権の扱いなど、気づかずにいると後から大きなトラブルになりかねない点が少なくありません。
本書式はこれらをすべてカバーする内容になっており、商標・ブランドの表示ルール、仕様変更時の費用調整、自社支給材料の管理義務、品質保証期間と免責の範囲、さらに知的財産権の帰属(委託者側・受託者側・共同開発の三区分)まで、実務でよく問題になる点を最初から盛り込んでいます。
使う場面としては、中国のOEMメーカーに自社製品の製造を依頼する際の基本合意の取り交わし、継続的な発注関係を新たに開始するタイミング、あるいは既存の口頭ベースの取引を正式な書面に切り替えたい場合などが典型的です。
中国語に不安がある方も、日本語の参考訳と照らし合わせながら内容を確認できる点が、この書式の大きな特徴です。
適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。
〔条文タイトル〕
第1条(目的)
第2条(定義)
第3条(注文の成立)
第4条(仕様書と設計変更)
第5条(商標及びブランド表示)
第6条(代金及び支払)
第7条(甲支給材料)
第8条(引渡し及び検収)
第9条(品質保証)
第10条(知的財産権)
第11条(秘密保持)
第12条(再委託の禁止)
第13条(不可抗力)
第14条(契約の解除)
第15条(損害賠償の制限)
第16条(譲渡禁止)
第17条(反社会的勢力の排除)
第18条(有効期間)
第19条(準拠法及び紛争解決)
第20条(完全合意及び変更)
第21条(言語)
- 件