近年、企業や医療施設における従業員の健康管理の重要性が高まる中、出張鍼灸治療サービスの需要が増加しています。
このサービスを適切に提供し、受託するためには、明確で詳細な契約内容が不可欠です。
本契約書雛型は、鍼灸治療サービスを提供する事業者(乙)と、そのサービスを利用する企業や医療施設などのクライアント(甲)との間で交わされる、出張鍼灸治療業務委託に関する詳細な契約書です。
この雛型の特徴は、以下の通りです。
1.包括的かつ詳細:
本契約書は、業務内容から報酬、費用負担、知的財産権、反社会的勢力排除まで、幅広い事項を網羅しています。特に、出張鍼灸治療に特化した条項を含んでおり、通常の業務委託契約書よりも詳細な取り決めが可能です。
2.柔軟性と具体性
別紙形式を採用することで、業務のスケジュール、報酬、費用負担などの具体的な内容を柔軟に定義できます。これにより、個々の契約ごとに最適な条件を設定することが可能です。
3.リスク管理
機密保持、個人情報保護、損害賠償に関する条項を詳細に規定し、両者のリスクを最小限に抑える構成となっています。
4.実務的配慮
施設利用や衛生管理など、出張鍼灸治療特有の実務的な事項についても詳細に定めています。
本雛型は、出張鍼灸治療サービスの提供者、利用者双方にとって、安全で効果的な業務遂行を支援する詳細な契約書雛型です。
適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。2020年4月1日施行の改正民法対応版です。
〔条文タイトル〕
第1条(目的)
第2条(業務委託)
第3条(業務内容)
第4条(業務遂行)
第5条(再委託の禁止)
第6条(報酬)
第7条(費用負担)
第8条(機密保持)
第9条(個人情報の取扱い)
第10条(知的財産権)
第11条(損害賠償)
第12条(契約期間)
第13条(解除)
第14条(反社会的勢力の排除)
第15条(権利義務の譲渡禁止)
第16条(契約の変更)
第17条(完全合意)
第18条(分離可能性)
第19条(準拠法)
第20条(管轄裁判所)
第21条(協議事項)
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