この作業標準は、食品製造業における施設設備・器具等の殺菌消毒作業の基本となる体系的な作業標準雛型です。
食品製造における衛生管理の要となる殺菌消毒作業について、目的から具体的な実施方法、管理体制、記録方法まで、必要な事項を漏れなく規定しています。
特に、衛生管理責任者から作業担当者までの職務と責任の明確化、使用する薬剤の具体的な種類と濃度の設定、日常的な作業から定期的な作業までの実施事項の体系化など、実務に即した内容となっています。
本作業標準雛型は、食品衛生法やHACCPの考え方に基づいており、食品製造施設における衛生管理体制の構築・運用に必要な要素を網羅しています。
各施設の実情に応じて必要な修正を加えることで、すぐに運用可能な作業標準雛型として活用することができます。
新規に食品製造を開始する事業者様はもちろん、既存の作業標準の見直しをお考えの事業者様にも、確実な衛生管理体制の構築にお役立ていただけます。
文書形式は条文形式を採用しており、規定内容の追加・変更が容易な構成となっています。
また、教育訓練の実施方法や異常時の対応についても具体的に規定しており、従業員教育用の資料としても活用可能です。
記録管理についても詳細に規定されているため、HACCPに基づく衛生管理の実施状況の証明にも対応できます。
適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。
〔条文タイトル〕
第1条(目的)
第2条(定義)
第3条(適用範囲)
第4条(管理体制)
第5条(衛生管理責任者の職務)
第6条(衛生管理者の職務)
第7条(作業担当者の遵守事項)
第8条(使用薬剤)
第9条(薬剤の管理)
第10条(保護具)
第11条(日常的殺菌消毒作業)
第12条(定期的殺菌消毒作業)
第13条(作業時間)
第14条(接触時間)
第15条(記録管理)
第16条(異常時の措置)
第17条(教育訓練)
第18条(作業標準の見直し)
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