法律により、企業が顧客などから得た個人情報を好き勝手に使うことは禁止されており、(取得者以外の)第三者へ提供する場合には、「本人の同意」を得ることが必要です。そして違反した場合には、企業は高額な罰金が科せられる恐れがあります。そのため、個人情報の取り扱いには十分な対策を講じることが必要となります。
本人の同意は口頭で得ることも可能ですが、トラブル時に「同意した」「同意していない」という水掛け論になる恐れがあります。そのため、個人情報の第三者提供に関する同意書のような形で、文書(書類)を利用するのが無難です。Excel形式で無料ダウンロードできる本テンプレートは、情報の内容や範囲、提供する第三者、情報の利用目的などを記載することが可能です。
■個人情報の第三者提供に関する同意書とは
個人情報を第三者へ提供する際に、本人の許可を得るための文書です。企業が取得した個人情報をどのように提供・利用するかを明確にし、プライバシー保護の観点から適切な管理を行う目的で作成されます。
■利用シーン
・企業が顧客の個人情報を外部企業に提供する際の同意取得
・業務委託先に従業員・顧客情報を共有する際
・マーケティングや契約管理のために情報を提供する場合
■利用・作成時のポイント
<提供する個人情報の詳細記載>
氏名、住所、連絡先など、提供対象となる情報を明確に記入。
<提供方法の明示>
書面、デジタルデータ、クラウド共有などの具体的な提供手段を記載。
<第三者の情報記入>
情報を提供する企業や組織の名称、所在地、連絡先を明記し、適切な管理を徹底。
<利用目的の明確化>
提供された情報がどのように利用されるか(契約手続き、サービス提供など)を具体的に記載。
■テンプレートの利用メリット
<トラブル回避>
本人の同意を明文化することで、後々のデータ利用に関するトラブルを防止。
<企業の信頼性向上>
適正な情報管理が求められる中で、個人情報の適切な取り扱いを示すことで、企業の信用を確保。