本「排水処理作業標準」は、排水処理施設における作業標準を体系的にまとめた基本モデルとなります。
環境法令を遵守しつつ、効率的かつ安全な排水処理施設の運営を実現するために必要な要素を網羅的に記載しています。
本雛型には、法令遵守に必要な水質管理基準から日常の運転管理手順、さらには緊急時対応まで、排水処理施設の運営に必要な全ての要素が含まれています。
とりわけ、作業者の安全確保、設備の適切な維持管理、水質基準の遵守という三つの重要な観点から、必要な手順や基準値を詳細に規定しています。
特に以下の点において、他に類を見ない充実した内容となっています。作業者の資格要件を明確に規定し、教育訓練の実施要領を具体的に示すことで、人材育成の道筋を示しています。
また、日常点検から定期点検まで、設備保全に関する具体的な基準値を示すことで、トラブルの未然防止を図っています。
さらに、水質異常や設備故障、停電といった緊急時の対応手順を詳細に規定し、迅速かつ適切な対応を可能としています。
本雛型は、業界標準的な規定を基礎としながら、実務経験に基づく知見を反映させた実践的な内容となっています。
記録管理や文書保管期間についても明確に規定しており、ISO14001などの環境マネジメントシステムへの対応も考慮しています。
適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。
〔条文タイトル〕
第1条(目的)
第2条(適用範囲)
第3条(用語の定義)
第4条(作業者の要件)
第5条(安全保護具)
第6条(作業前点検)
第7条(安全設備の点検)
第8条(始業時点検)
第9条(運転時測定)
第10条(水質管理基準)
第11条(汚泥引抜)
第12条(脱水機運転)
第13条(薬品補充)
第14条(薬品注入管理)
第15条(設備の日常点検)
第16条(設備の週次点検)
第17条(異常時の措置)
第18条(停電時の措置)
第19条(記録の作成及び保管)
第20条(教育訓練)
第21条(作業環境測定)
第22条(改訂)
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