本「取締役会事務局規程」は、取締役会の円滑な運営を実現するため、事務局の設置から実務的な運用まで、必要な事項を体系的に定めた雛型です。
近年のコーポレートガバナンス・コードの要請に応える形で、取締役会の実効性を高めるための実務的な体制整備が求められています。
本雛型は、そうした要請に応えつつ、実務現場での使いやすさを重視して起案しております。
特徴として、事務局の体制整備から日常的な実務オペレーション、さらには機密情報の取り扱いまで、取締役会運営に必要な事項を漏れなく規定しています。
特に、年間開催計画の策定から個別の取締役会における議案の提出、資料の配布、議事録の作成に至るまでの一連の実務フローを詳細に規定しており、実務担当者の確実な業務遂行をサポートします。
本雛型は以下のような場面での活用を想定しています。
まず、取締役会事務局の新設時における規程の整備です。機関設計の変更や組織再編に伴い、新たに取締役会事務局を設置する際の規程のベースとしてお使いいただけます。
次に、既存の事務局運営の見直し時です。属人的な運用になっている業務を標準化し、より効率的な事務局運営を実現するためのベースとしてご活用ください。
さらに、上場準備企業における内部統制整備の一環としても最適です。
取締役会運営の適切性・透明性を確保するための基本的な規程として、ガバナンス体制の構築にお役立てください。
適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。
〔条文タイトル〕
第1条(目的)
第2条(事務局の設置)
第3条(構成)
第4条(事務局長の職務)
第5条(事務局員の職務)
第6条(年間開催計画)
第7条(招集手続)
第8条(議案の提出)
第9条(議案の事前説明)
第10条(資料の配布)
第11条(議事録)
第12条(決議事項の通知)
第13条(取締役会資料の管理)
第14条(秘密保持)
第15条(規程の改廃)
第16条(補則)
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