本「賃貸借契約終了時における退去立会実施規程」は、不動産管理会社における退去立会業務の標準化と効率化のために有用な雛型です。
本規程雛型は、賃貸借契約の終了時における退去立会いの実施方法、確認項目、記録方法などを詳細に定めており、賃貸人と賃借人との間で発生しうる原状回復に関する紛争を未然に防止することを主な目的としています。
特に中規模から大規模の不動産管理会社において、複数の管理物件や担当者間での対応の統一化を図る際に効果を発揮します。
新入社員の教育ツールとしても活用でき、業務品質の維持向上に貢献します。
本規程は全22条からなり、退去申出から立会実施、原状回復判定、敷金精算に至るまでの一連のプロセスを体系的に規定しています。
また、別紙として退去立会確認書、退去時物件チェックリスト、原状回復費用算定基準表を備えており、実務での即時活用が可能です。
適用場面としては、賃貸マンションやアパートの管理はもちろんのこと、テナントビルや店舗、事務所等の商業用不動産の退去時にも応用可能です。
加えて、本規程は国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に準拠しており、社会情勢や法改正に応じて容易にアップデートできる構成となっています。
適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。2024年4月1日施行の改正民法対応版です。
〔条文タイトル〕
第1条(目的)
第2条(適用範囲)
第3条(定義)
第4条(退去の申出)
第5条(立会実施者)
第6条(立会の日時)
第7条(立会前の通知)
第8条(立会前の準備)
第9条(確認項目)
第10条(写真撮影)
第11条(計測)
第12条(原状回復の判定)
第13条(費用の見積り)
第14条(立会確認書の作成)
第15条(鍵の返却)
第16条(残置物の確認)
第17条(報告及び記録の保管)
第18条(敷金の精算)
第19条(緊急時の対応)
第20条(研修)
第21条(個人情報の取扱い)
第22条(規程の改廃)
別紙1 退去立会確認書
別紙2 退去時物件チェックリスト
別紙3 原状回復費用算定基準表
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