「【改正民法対応版】建築物等塗装工事請負基本契約書(受注者有利版)」は、塗装工事業者様向けに作成された実務的な契約書の雛型です。
改正民法に完全準拠しており、特に受注者(工事業者)様の権利を重視して設計された内容となっています。
本契約書雛型の特徴は、請負代金の前払い比率を高く設定し(契約時40%、着工時30%)、追加・変更工事に関する追加代金請求権を幅広く認める等、受注者の資金繰りとキャッシュフローに配慮した構成となっている点です。
また、工期延長事由を具体的かつ広範に規定し、天候不順や資材調達の困難等による工期延長にも柔軟に対応できる内容としています。
改正民法における契約不適合責任への対応も万全で、責任の範囲を明確に限定するとともに、履行の追完請求権や損害賠償請求権についても受注者保護の観点から適切な制限を設けています。
さらに、損害賠償額の上限を請負代金額とすることで、過大な賠償リスクを回避する構成としています。
解除条項においては、発注者の債務不履行に対する無催告解除権を広く認め、違約金(請負代金の20%)や損害賠償請求権も実効性の高い内容となっています。
また、施工条件や養生方法の決定権を受注者側に付与することで、円滑な工事進行を可能としています。
本契約書雛型は、改正民法に対応しつつ受注者の利益を最大限保護する内容となっています。
適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。2024年4月1日施行の改正民法対応版です。
〔条文タイトル〕
第1条(契約の目的)
第2条(工事場所および対象物件)
第3条(工事内容)
第4条(請負代金)
第5条(追加・変更工事)
第6条(工期)
第7条(甲の義務)
第8条(施工条件)
第9条(養生)
第10条(施工管理)
第11条(検査および引渡し)
第12条(代金の支払時期)
第13条(危険負担)
第14条(契約不適合責任)
第15条(保証の制限)
第16条(解除)
第17条(中止および解除)
第18条(クーリングオフ)
第19条(反社会的勢力の排除)
第20条(損害賠償の制限)
第21条(不可抗力)
第22条(秘密保持)
第23条(個人情報の取扱い)
第24条(協議事項)
第25条(管轄裁判所)
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