食品製造業における異物混入防止は、企業の信頼性と製品の安全性を確保する上で最も重要な課題の一つです。
本規程雛型は、食品製造現場における異物混入防止のための包括的な管理体制を確立するために必要な要素を網羅的に整理したものです。
本規程雛型では、総括責任者から現場の管理者まで、各階層の責任者の要件と職務を明確に定義しています。
また、製造区域の入室基準から異物検出装置の具体的な管理基準まで、現場で即座に活用できる実践的な基準を提供しています。
特に、金属検出機やX線検査装置については、検出感度や点検頻度など、具体的な数値基準を示しており、そのまま運用に移せる実用的な内容となっています。
さらに、異物混入事故が発生した際の対応手順、記録の管理方法、定期的な監査の実施要領など、PDCAサイクルを確実に回すために必要な要素も織り込んでいます。
本規程雛型の定期的な見直しについても明確に規定しており、継続的な改善を可能にする構成となっています。
本規程雛型は、ISO 22000やHACCPの要求事項にも対応した内容となっており、食品安全マネジメントシステムの構築・運用にもお役立ていただけます。
適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。2020年4月1日施行の改正民法対応版です。
〔条文タイトル〕
第1条(目的)
第2条(適用範囲)
第3条(用語の定義)
第4条(管理体制)
第5条(総括責任者の職務)
第6条(製造ライン責任者の職務)
第7条(品質管理責任者の職務)
第8条(衛生管理責任者の職務)
第9条(製造区域の管理基準)
第10条(施設・設備の管理)
第11条(異物検出装置の管理)
第12条(異物混入事故発生時の対応)
第13条(記録の管理)
第14条(監査)
第15条(是正措置)
第16条(規程の見直し)
第17条(補則)
- 件