このカーボン・クレジット方針テンプレートは、企業や組織が気候変動対策の一環として実施するカーボン・クレジット活用の指針を明文化するための書式です。
昨今、多くの企業が2050年カーボンニュートラル目標を掲げる中、自社の排出削減だけでは達成が難しい場合に、カーボン・クレジットをどのように活用するか、その調達基準や管理方法を定めることが重要になっています。
このテンプレートは、サステナビリティ担当役員や環境戦略部門が、経営陣へ提案する際や、社内外へのコミットメントとして公表する際に使用できます。
また、このテンプレートは単なる宣言文書ではなく、実務的な指針としても機能します。
たとえば調達部門がクレジット購入の際の判断基準として参照したり、CSR報告書作成の際の開示方針として活用したりすることができます。
業種や規模を問わず、カーボンニュートラルを目指すすべての組織にとって、明確な方針を持つことは信頼性と一貫性のある気候変動対策の第一歩となります。
とりわけ、ステークホルダーからの透明性要求が高まる昨今、このような方針文書の整備は不可欠といえるでしょう。
適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。2024年4月1日施行の改正民法対応版です。
〔項目〕
1.目的と適用範囲
1.1 目的
1.2 適用範囲
2.基本方針
2.1 優先順位の原則
2.2 カーボン・クレジット活用の目的
3.カーボン・クレジットの種類と調達基準
3.1 対象とするカーボン・クレジットの種類
3.2 調達基準
3.2.1 品質基準
3.2.2 社会・環境への配慮
4.カーボン・クレジットの管理と報告
4.1 管理体制
4.2 情報開示
5.実施計画
5.1 中期計画(2025-2030年)
5.2 長期計画(2030年以降)
6.方針の見直し
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