本契約書雛型は、各種非破壊検査業務の委託に関する基本的な権利義務関係を規定した、実務に即した汎用性の高い契約書です。
検査業務の特殊性を考慮し、検査結果の精度保証、安全管理、機密保持などの重要事項について詳細な規定を設けています。
本契約書は、工業製品の品質検査、建築構造物の健全性評価、プラント設備の保守点検、土木構造物の経年劣化調査、配管設備の腐食調査、鉄道施設の保守点検など、幅広い非破壊検査業務に活用できます。
実際の取引内容に応じて、検査対象物の特性、委託料、支払条件、実施期間などを適宜調整してご利用いただけます。
本契約書には、別紙として「検査対象物の詳細」「技術者の資格要件」「検査精度基準」の3点が含まれています。
これらの別紙は、具体的な案件に応じて適切に内容を設定することで、より実効性の高い契約とすることができます。
また、著作権や個人情報の取り扱い、反社会的勢力の排除など、現代の契約実務において不可欠な条項も含んでおり、法務面での十分な配慮がなされています。
本契約書は、裁判例や法務実務を踏まえて作成されており、特に検査結果の精度保証と損害賠償責任の範囲については、業界の実情を考慮した合理的な規定を設けています。
適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。2024年4月1日施行の改正民法対応版です。
〔条文タイトル〕
第1条(契約の目的)
第2条(用語の定義)
第3条(検査対象物)
第4条(業務内容)
第5条(業務実施体制)
第6条(実施期間)
第7条(業務委託料)
第8条(委託料の支払)
第9条(業務の遂行)
第10条(安全管理)
第11条(立入りの確保)
第12条(報告及び確認)
第13条(検査結果の精度保証)
第14条(成果物の検査)
第15条(成果物の帰属)
第16条(機密保持)
第17条(個人情報の保護)
第18条(第三者への委託の禁止)
第19条(損害賠償)
第20条(不可抗力)
第21条(反社会的勢力の排除)
第22条(契約の解除)
第23条(契約終了後の措置)
第24条(契約の変更)
第25条(存続条項)
第26条(準拠法及び管轄裁判所)
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