動物病院(獣医師・医療法人)と愛玩動物看護師・ペットシッター事業者が連携して「訪問動物看護サービス」を提供するとき、二者間の役割分担・料金の流れ・責任の所在を明文化するための契約書です。
愛玩動物看護師法が施行されたことで、愛玩動物看護師は医師の指示のもとで「診療の補助」を行えるようになりました。
しかし、その業務範囲は獣医師法上の「診療行為」とは明確に区別しなければならず、双方の役割と責任を契約書できちんと整理しておかないと、事故が起きたとき「あの行為はどちらの責任か」という話になりかねません。
本書式は、そうした場面を想定して設計されています。
想定される使用場面は主に二つです。
一つは、動物病院が地域のペットシッター・愛玩動物看護師と提携し、退院後のペットを飼い主宅で継続ケアする「在宅ケア連携モデル」を始めるとき。
もう一つは、愛玩動物看護師として独立している方が、地元の動物病院と公式に提携関係を結んで信頼性とサービス品質を高めたいと考えるときです。
契約書の内容は、業務の具体的な分担(ペットシッター業務・診療の補助・報告義務)、診療指示書の取り扱いと緊急時対応、料金の請求先区分、紹介時の事務手続費用のやり取り、保険加入義務まで、実務で必要になる点をひととおりカバーしています。
別紙として個別契約書(サービスの都度締結する発注書的な書類)のサンプルも付属しており、基本契約と組み合わせてすぐ使い始めることができます。
適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。
〔条文タイトル〕
第1条(業務提携の目的)
第2条(業務内容)
第3条(指示の伝達、緊急時の対応)
第4条(顧客から受領する料金及び費用の取扱い)
第5条(紹介に伴う事務手続費用の取扱い)
第6条(宣伝・広告)
第7条(責任分界及び自主独立)
第8条(顧客・社会への配慮及び信用の保持)
第9条(秘密保持義務)
第10条(個人情報の取扱い)
第11条(権利義務の譲渡等の禁止)
第12条(損害賠償責任、保険及び免責)
第13条(本契約の有効期間)
第14条(契約解除)
第15条(暴力団等反社会的勢力の排除)
第16条(準拠法、協議事項及び合意管轄)
別紙(訪問動物看護サービス個別契約書サンプル)
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