この契約書は、レコーディングエンジニアと音楽制作会社の間で締結される業務委託契約書の雛型です。
音楽制作現場での実務を踏まえた実用的な内容となっています。
本契約書雛型では、レコーディング、ミキシング、マスタリングなどの基本的な業務内容を明確に定義し、成果物の取り扱い、知的財産権の帰属、報酬体系など、音楽制作に特有の重要事項を詳細に規定しています。
特に、時間外労働の割増料金や機材の取り扱い、アーティストや楽曲に関する機密情報の保護など、レコーディングスタジオでの実務に即した条項を盛り込んでいます。
契約期間や更新方法、解除条件なども明確に定められており、トラブル防止の観点から必要な法的保護も備えています。
また、反社会的勢力の排除条項や、不可抗力への対応など、現代の契約実務で必須とされる条項も含まれています。
この雛型は、フリーランスのレコーディングエンジニアとして活動される方や、音楽制作会社での契約担当者の方々に、安心して業務を開始するための基礎的な法的枠組みを提供します。
必要に応じて現場の実情に合わせてカスタマイズすることで、より実用的な契約書として活用いただけます。
適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。2024年4月1日施行の改正民法対応版です。
〔条文タイトル〕
第1条(目的)
第2条(定義)
第3条(委託業務の内容)
第4条(個別契約)
第5条(業務遂行)
第6条(納品及び検収)
第7条(再委託の禁止)
第8条(委託料及び支払方法)
第9条(機材及び設備)
第10条(知的財産権)
第11条(機密保持)
第12条(権利義務の譲渡禁止)
第13条(契約期間)
第14条(解除)
第15条(損害賠償)
第16条(不可抗力)
第17条(反社会的勢力の排除)
第18条(存続条項)
第19条(協議解決)
第20条(管轄裁判所)
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