本規約は、デジタルアートNFTのマーケットプレイスを運営する事業者向けに、改正民法に完全対応した利用規約の雛型として作成されています。
NFTクリエイターとコレクター双方の権利義務関係を明確に定め、NFT取引特有の法的リスクに対応した包括的な内容となっています。
本規約では、NFTおよびデジタルコンテンツに関する基本的な定義から、クリエイターの権利義務、知的財産権の取り扱い、二次流通時のロイヤリティ設定、マネー・ローンダリング対策まで、NFT取引プラットフォームの運営に必要な法的要素を網羅しています。
特に重要な要素として、改正民法における定型約款に関する規定への対応、暗号資産による決済、スマートコントラクトの利用、さらにNFT特有の二次流通市場におけるロイヤリティスキームについて詳細な規定を設けています。
また、本規約はデジタルアートNFTに特化した内容でありながら、他のジャンルのNFTマーケットプレイスにも容易に応用できる柔軟な構成となっています。
手数料率やロイヤリティ上限等の数値は、各事業者の事業モデルに応じて調整可能です。
さらに、近年重要性を増しているAML/CFT(マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策)や反社会的勢力の排除について適切な規定を含み、コンプライアンス面でも充実した内容となっています。
デジタルアート分野でのNFTビジネスを検討される事業者様に、確かな法的基盤を提供いたします。
適宜ご編集の上でご利用いただければと存じます。2024年4月1日施行の改正民法対応版です。
〔条文タイトル〕
第1条(目的)
第2条(定義)
第3条(規約の適用及び変更)
第4条(アカウント管理)
第5条(本人確認)
第6条(クリエイターの権利及び義務)
第7条(NFTの販売)
第8条(取引手数料)
第9条(支払い)
第10条(知的財産権)
第11条(禁止行為)
第12条(サービスの停止等)
第13条(免責事項)
第14条(反社会的勢力の排除)
第15条(規約違反の場合の措置)
第16条(分離可能性)
第17条(準拠法及び管轄裁判所)
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