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月別販促スケジュール表をつくる

著者: 社会保険労務士  小岩 広宣


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作成のポイント

■ 今月の目標、売上の数値を設定する
■ 10日ごとの販売計画、販促テーマを考える
■ 期間ごとに実績管理を行う

書式の説明
5日ごとに目標・実績を立てて1ヵ月の販促スケジュールを作成

今月の目標、売上の数値を設定する

「月別販促スケジュール表」は、小売業や飲食業、サービス業など、月単位で販売計画と目標を掲げて、その達成に向けて取り組む会社や部署に適したシートです。このシートを活用することで、店舗や営業所単位での販売目標と実績の管理が容易になります。
まずは、当月の売上目標を設定します。シートの右上に、売上目標、粗利益、販売員1人あたりの売上などを記入します。ここでのポイントは、「季節変動指数」や「昨年同月売上」などを記載することによって、できるかぎり合理的で納得性の高い数値を共有することです。
全体で掲げた目標を「1人あたりの売上」や「客単価」に換算することで、よりリアルな数値を共有していきます。

10日ごとの販売計画、販促テーマを考える

次に、月間目標の数値を10日単位の数字に振り分けます。これは10日ではなく1週間単位でも構いませんが、1か月を3期もしくは4期に分けて目標を細分化することが大切です。このシートでは、販促テーマや重点商品等は10日単位で、具体的な販売計画の目標と実績は5日単位で記入するようになっています。
ここでのポイントは、1か月の販促スケジュールの中にメリハリをつけることです。例えば、5月の販売計画で連休中の上旬にピークを置く場合は、あらかじめ販売計画も人員計画も最初の10日間に重点を置いて設定します。当たり前のことのようですが、このシート内容の共有をどれだけはかれるかが、実績にも影響してくるものです。

期間ごとに実績管理を行う

最後は、実績管理です。まず、販売目標に対する実績、販促予算に対する実績を記入します。販売計画については、5日単位の目標数値に対する実績数値を具体的に入れます。
これは数値が把握でき次第できるかぎり早く確定することが肝要です。販促予算の実績については、10日単位で組んだ予算に対する実績数値を具体的に入れます。
販売実績という視点だけでなく、そのために要した販促予算を意識することで、販売セクション全体の経営的な成績をも共有するようにします。
右上の記載欄で粗利益や1人あたりの売上の実績もしっかりと数値化することで、1人1人のメンバーのスケジュール管理を売り場全体の成果と結びつけることができます。

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著者プロフィール

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小岩 広宣

社会保険労務士

人事や労務の専門家として、企業の成長をサポートする社会保険労務士。経営者のための「企業成長塾」を主宰する。人材分野の専門家として、『人材派遣・職業紹介』など3冊の著書を持つ。

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