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ビジネスマナーを どのように身につける?

著者:株式会社フォース・アラウンド 代表取締役社長  飛澤 宗則


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行動と気づきの積み重ねを大切にする

人はそれぞれ独自の行動パターンをもっており、考え方や癖が無意識のうちに行動へ反映されているものです。ビジネスマナーを身につける最大のコツは、自分の行動パターンに気づき、記録し、改善を考える「振り返りの時間をもつ」ことだと考えます。特に、感じたことや気づいたことをまめに記録する習慣をもつことが大切です

今回紹介する「行動チェックシート」は定期的に自分の行動を振り返るためのシートです。
初期状態としては、ビジネスマナーに関する主なチェック項目を記載しています。使い方としては、手に入れた知識や気づいたことを自分なりのフィードバック項目として記録し、振り返りに活用していただくことを想定しています。

以下に、意識しておきたい3つのポイントを説明します。

自分で気づいたことをすぐに記録する習慣を身につける

ビジネスでは様々な世代、文化の人たちと仕事を進めることになります。良いことも悪いことも含めて人間関係でいろいろな出来事が起こりますよね。私は「完璧な人はいない。全て人はその時点で最善だと思うことをしている。成長する人がいるだけ。」と考えるようにしています。まずはビジネスマナーを意識しながら日頃から積極的に行動して、相手からの反応を受けとめましょう。

人は本当に忘れやすい生き物です。ですので、「自分で気づいたこと」を記録しておくことはとても大切です。ビジネスマナーとしては、相手に良くない印象を与えてしまったと感じたときや、相手を怒らせてしまったと感じたときに気づきを多く得られることでしょう。また同様に、良い出来事があったときも感情を記録しましょう。

周りからのフィードバックをもらう

職場にもよりますが、社会人になってビジネスマナーのことを他の人から指摘されることは案外少ないのではないかと思います。もし、あなたにビジネスマナーのことでフィードバックをしてくれる人がいたとしたら、「恵まれている」と思うようにしましょう。相手に対してストレートに指摘をできる大人は案外少ないものです。嫌なことを言われることもあるかもしれませんが、前向きに受けとめましょう。客観的な一つの意見として、記録しておきましょう。

上司との面談や先輩などと1対1で話せる場面があったら、「○○さんとの接し方はどうするのが上手くいくか」をテーマにして話してみるのもいいでしょう。相手の文化や習慣に合わせたビジネスマナーについて気づきを得られるでしょう。

改善すべきテーマを決めて絞る

四半期に一度など、定期的に自分の行動を振り返る時間をつくることをおすすめします。上司との面談がある場合はそこに合わせるのも良いでしょう。自己評価をして、改善すべき点を検討しましょう。私がおすすめしていることは、「今月はビジネスマナーにおいて○○を意識しよう」など、自分なりのテーマを設定して、毎月を過ごすことです。人は同時にたくさんのことを意識することは難しいので、まずは重要だと思うテーマを1つ、または2つに決めて行動を続けると、無意識でも自然にできるようになるでしょう。

特に新入社員の場合、入社してからの3年間でどれくらいの気づきを得たか、自分なりに考え改善したかの積み重ねがその後のキャリアにつながると思います。上司や先輩にあたる方は、ぜひ一緒に振り返りをしてあげてください。

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著者プロフィール

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飛澤 宗則

株式会社フォース・アラウンド 代表取締役社長

東京大学工学部を卒業後、IT業界において14年、新規事業や業務改善で16プロジェクト累計125億円の成功に貢献。大企業、ベンチャーを経て独立した「ビジネスモデル・イノベーション」の専門家。

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