本契約書雛型は、セントラルキッチンで下準備した食材・食料品の継続的な売買取引において、売主と買主の間で取り交わすための契約書一式です。
近年、中食産業の拡大やフードデリバリービジネスの発展に伴い、セントラルキッチン方式による食材供給の需要が高まっていることを踏まえ、実務上の重要なポイントを網羅的に盛り込んだ内容となっています。
本契約書は基本契約書と個別契約書、さらに品質管理に関する詳細な基準書から構成されており、食品衛生法、食品表示法等の関連法令に準拠しつつ、HACCPの考え方も取り入れた現代的な内容となっています。
特に、トレーサビリティの確保、品質管理基準、食品事故発生時の対応など、食の安全性に関わる重要事項について詳細な規定を設けています。
基本契約書では、取引の基本的な枠組みを定め、個別契約書では具体的な商品や取引条件を規定します。
また、別紙として商品規格書、品質管理基準書、検品基準書を備えることで、高度な品質管理体制の構築を可能としています。
本契約書の特徴として、セントラルキッチンでの下準備から納品、検品に至るまでの各工程における責任の所在を明確化している点が挙げられます。
【基本契約書】(全24条)
第1条:目的
第2条:定義
第3条:取引商品
第4条:価格及び価格改定
第5条:発注及び納品
第6条:納品方法
第7条:納品検査
第8条:保管及び取扱い
第9条:トレーサビリティ
第10条:代金支払
第11条:品質保証
第12条:食品事故等への対応
第13条:リコール
第14条:危険負担
第15条:製造物責任
第16条:許認可等
第17条:機密保持
第18条:反社会的勢力の排除
第19条:契約期間
第20条:解除
第21条:契約終了後の措置
第22条:不可抗力
第23条:協議事項
第24条:管轄裁判所
【個別契約書】(全10条)
第1条:本契約の目的
第2条:取引商品
第3条:取引数量
第4条:納品
第5条:価格
第6条:支払条件
第7条:品質管理
第8条:検品基準
第9条:有効期間
第10条:基本契約の適用
【別紙】
別紙1:商品規格書
別紙2:品質管理基準書(全6章)
別紙3:検品基準書(全6章)
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