このページはJavaScriptを使用しています。JavaScriptを有効にして、対応ブラウザでご覧下さい。

婚姻届の書き方マニュアル~おしゃれでかわいいデザイン婚姻届も合わせて紹介!

婚姻届の書き方マニュアル~おしゃれでかわいいデザイン婚姻届も合わせて紹介!

婚姻届は、結婚を決めた2人の正式な夫婦の証となる大切な書類です。

この記事では婚姻届を書くうえでのいくつかの注意点や、書いた後の提出先と受理までの流れを解説します。

また、さまざまな婚姻届のデザインも合わせてご紹介しますので、おしゃれなデザインを加えた個性的な婚姻届で、結婚の思い出を作りましょう。


婚姻届の書式テンプレート

婚姻届とは

婚姻届とは、婚姻を成立させるための届出のことで、これを元に新しい戸籍が作成されます。戸籍はとても重要な公証書なので、手続きは厳格でなければなりません。間違いのないよう記載には注意を払いましょう。なお、日本では重婚は認められていませんので、男女ともに複数の人と婚姻関係を結ぶことはできません。

保証人について

結婚はふたりの意志だけではできません。民法第739条にて婚姻を成立させるためには2人以上の証人が必要な旨が定められており、婚姻届の提出時にも証人の署名が必要になります。証人はふたりが婚姻することを知っている成人であれば問題ないため、たいていは両親、兄弟、友人などに依頼する事が多いでしょう。互いの両親への顔合わせの際に双方の父親に証人になってもらう、近所に住んでいる兄夫婦に証人になってもらうなど、さまざまなケースが考えられます。

保証人欄には署名捺印と生年月日、本籍地の記入が必要です。注意点として証人はそれぞれ印鑑が必要なので、「夫になる人の両親」などの夫婦に証人を依頼する場合であっても各々用意してもらいましょう。

婚姻届の書式テンプレート

婚姻届の書き方について

実際に婚姻届を書き始めると、どう書けばいいか分からない項目も出てくるかもしれません。ここからは間違いなく書けるように項目ごとに解説していきます。

提出日の書き方

婚姻届を役所に提出する日を記載します。休日や夜間・早朝に提出した場合でも、特に訂正等がなければ提出日が婚姻日です。なお、提出日や生年月日などの日付は和暦で書くようにしましょう。

婚姻届の書式テンプレート

住所の書き方

現在住民票に記載されている住所を書きます。なお、すでに同居済みで転出届・転入届の手続きが終わっている、または婚姻届の提出と同時に手続きを行うのであれば、新居の住所と新しい世帯主の名前を記載し、もう片方の住所欄は、『夫と同じ』もしくは『妻と同じ』と書きましょう。また、どちらかが現在海外在住の場合は、海外の住所を記載します。

本籍の書き方

本籍とは、戸籍に記載されている人が定めている日本国内の任意の場所のことです。婚姻届には提出する時点での夫・妻それぞれの本籍地、及び戸籍筆頭者の氏名が必要です。本籍地は住民票の住所とは違うことがありますので、事前に戸籍謄本などで確認しておきましょう。なお、外国籍である場合は国籍を日本語で記載します。

父母の氏名・父母との続き柄

父母の氏名欄にはふたりそれぞれの父親と母親の名前を、父母との続き柄には「長男」「長女」のように両親との関係を記載します。次男、次女の場合、「二男」「二女」と書かなければならないので注意が必要です。

婚姻後の夫婦の氏・新しい本籍の書き方

婚姻後の本籍地は土地台帳に記載されている場所であれば日本全国どこでも可能です。そのため、例えば東京ディズニーランドの住所や富士山の住所など、ふたりの思い出の場所に置くカップルもいるようです。ただし、パスポートの取得時などの戸籍を取る必要があるときには、その本籍地で手続きをしなければなりません。飛行機や新幹線で移動しなければならない遠方だと手間がかかることを留意しておきましょう。また、古い住所だと、現在の土地台帳にその地番がなくなっていて受理されないというパターンも考えられます。あらかじめ本籍地に指定する住所がある自治体の戸籍課に確認しておくと良いでしょう。

夫妻の職業の書き方

夫婦の職業欄は、国税調査のある年にだけ記載します。また、具体的な会社名などを書く必要はありません。

印鑑について

婚姻届に押印する印鑑は、旧姓のものを使用します。印鑑登録をしている実印でなくとも構いません。認印も使用することができますが、ゴム印は使用できませんので注意しましょう。

訂正する場合

書き損じた場合など、訂正が必要なときには婚姻届に押印した印鑑が必要になりますので、提出する際には同じ印鑑を持参しましょう。誤った箇所に二重線を引き、その欄内に正しい内容を記載します。そして欄外の左側に印鑑を押印します。さらに、役所によっては余白に『○字追加、○字削除』と訂正文字数を記入するよう指示される場合がありますので、職員の指示に従ってください。なるべく訂正をしたくないと思う方は、一度下書きをすることをオススメします。そして一通り記載できたら、戸籍課で事前チェックをしてもらうと良いでしょう。

婚姻届の書式テンプレート

婚姻届の提出方法

婚姻届の提出は、役所の戸籍課にて24時間365日いつでも可能です。ただし、一部出張所などでは時間外の受付を行っていないところもあります。また、警備室などで預かってくれることもあるので、事前に提出先の窓口の状況を確認しておきましょう。受理は営業日になりますが、提出日にさかのぼって婚姻日としてもらえますのでご安心ください。提出場所は、

  • 夫の本籍地または住所地(所在地)
  • 妻の本籍地または住所地(所在地)の市役所、区役所または町村役場(出張所も可)

とされていますが、旅先や思い出の地などの役所でも受け付けてもらえます。代理人が提出することもできますが、その場での代理人による訂正はできません。また、誰が提出するにしても本人確認書類が必要になりますので忘れないようにしましょう。

提出時に必要な書類一覧

婚姻届を提出する際に必要なものは下記のとおりです。

  • 婚姻届1通
  • 戸籍謄本
  • 本人確認書類(運転免許書など)
  • 婚姻届に押印した2人の印鑑

なお、戸籍謄本は、婚姻届を提出する市町村に本籍地がある場合は必要ありません。例えば、夫の本籍地となる市町村の役所に届け出る場合、妻の戸籍謄本は必要となりますが夫の戸籍謄本は不必要です。

婚姻届の書式テンプレート

役所での提出の流れ

続いて婚姻届を書いてから受理するまでの流れをご紹介しましょう。

  1. 婚姻届を入手する(コピーを取っておくとよい)
  2. 本籍地の役所から戸籍謄本を入手する
  3. 婚姻届を書く(一度下書きをするとよい)
  4. 婚姻届を提出する役所で事前チェックを受ける
  5. 婚姻届を清書する
  6. 保証人の署名・印鑑をもらう
  7. 婚姻届を提出する
  8. 婚姻届受理証明書をもらう

上記の流れは一般的な例で、人によって多少異なるのであくまでも参考程度としてください。婚姻届受理証明書は必要であれば1通350円の発行手数料で当日中に発行してもらえます。婚姻届を提出した当日に運転免許証や銀行名義を変える場合などは、この婚姻届受理証明書を発行しなければなりません。なぜなら、婚姻届を提出してから新たな戸籍ができるまでは時間がかかるからです。

ただし、休日・夜間に提出をすると窓口はあいていませんので、その場で証明書を発行してもらうことはできません。自治体によっては、後日手続完了の通知が来ることもあります。

婚姻届の書式テンプレート

婚姻届のデザインは自由!

婚姻届は、戸籍法によって決められた書式はありますが、色やデザインなどには決まりがないことをご存知ですか? 例えば、規定された内容さえ記入されていれば余白にイラストを描いたり、色を塗ったりしても問題はありません。ただし、紙の大きさを変えたり、切り込みを入れたりするのはNGです。やりすぎには注意しましょう。また、自治体によっては可愛いご当地婚姻届が用意されていることもあります。2人の好みに合わせて、婚姻届を選んでみましょう。

シンプルなデザインの婚姻届

結婚指輪と天使の羽の婚姻届

カラフルすぎる婚姻届は気が引けるけど、人とは違う婚姻届にしたいという人には、シンプルなデザインの婚姻届がオススメです。結婚指輪と天使の羽の婚姻届は、婚姻届を夫婦で支えるように結婚指輪が描かれ、祝福を表す天使の羽があしらわれたデザインです。色合いも、結婚式に入れると幸せになれるとされる『サムシングブルー』を思わせる淡いブルーが枠になっています。
結婚指輪と天使の羽の婚姻届

和風デザインの婚姻届

和装姿の新郎新婦の婚姻届

和装での結婚式を行うカップルにオススメなのが、和風デザインの婚姻届です。和を思わせる梅のイラストと、紋付袴を着た花婿と白無垢を着た花嫁のイラストが日本らしく、とても可愛いですね。和装での結婚写真を同じ構図で撮影してみるのもよいのではないでしょうか。提出する書類であるとはいえ、2人の思い出になること間違いなしです。
和装姿の新郎新婦の婚姻届

婚姻届の書式テンプレート

まとめ

結婚は新たな家族の誕生であり、始まりです。婚姻届を提出することで、法律上正式に夫婦であることが認められます。もし婚姻届に不備があると、訂正によって受理される日付がズレてしまうことも考えられます。婚姻届の提出日にこだわりがあるカップルは、後で訂正が必要にならないよう慎重に記載しましょう。フォーマットを参考にして、結婚という新たな人生の始まりに、2人らしい婚姻届を書いてみませんか?

婚姻届の書式テンプレート

この記事に関連する最新記事

おすすめ書式テンプレート

書式テンプレートをもっと見る
bizoceanジャーナルトップページ