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お歳暮の時期・マナーと送り状、お礼状の書き方

お歳暮の時期・マナーと送り状、お礼状の書き方

お歳暮は、お正月の準備を始める12月初旬から12月25日ぐらいまでに、日頃お世話になっている親戚や知人、会社の上司の方などに1年間の感謝の気持ちを伝えるための贈り物をする行事のことです。

このコラムでは、お歳暮に関する書式について解説します。


お歳暮の書式テンプレート

お歳暮とは

日本の慣習となっているお歳暮の起源は、年神様の信仰にあります。年末に新しい年の豊作を祈って供物を配った習慣が、今のお歳暮に姿を変えたといわれています。先祖を敬い神様にお供えをしていたものが、お世話になった人に贈り物を持参して周る習慣に変わっていきました。そして現在では、贈答品そのものを『お歳暮』と呼ぶようになりました。

お歳暮を贈る時期はいつまで?

地域によってお歳暮を贈る時期は異なりますが、一般的には12月10日頃~12月20日頃までとされています。最近ではお歳暮を贈る時期が早まる傾向にありますが、お正月に食べられる昆布巻きや鮭などは、年末ギリギリに贈るケースもあるようです。

お歳暮とお中元の違い

お歳暮とお中元は、お世話になっている人に感謝の気持ちを込めて贈り物をするという意味では大きな違いはありません。贈る時期や選ばれるものが異なります。お歳暮は年末に贈るのに対して、お中元は1年の真ん中にあたる6月初旬からお盆までの2ヶ月の間に贈られます。1年の真ん中に贈るのがお中元、1年の締めくくりに贈るのがお歳暮となります。そのため、お歳暮の方が高価な贈答品が選ばれる傾向にあり、また贈られる件数も多いようです。年末に贈られるお歳暮はお酒や加工食品、鍋の具材など冬に喜ばれるもの、お中元はスタミナをつけられる肉やフルーツ、ジュースなどが選ばれています。

お歳暮の書式テンプレート

お歳暮のマナーについて

お歳暮は、お世話になった人に必ず贈らなくてはいけない決まりはありません。贈る場合、本来は風呂敷包みで持参し手渡しするのが正式なマナーです。しかし、最近ではほとんどの人が宅急便を利用しているようです。のしの書き方や渡し方のマナーについて詳しく見ていきましょう。

お歳暮ののしの書き方

まずのしの書き方ですが、持参する場合は外のし、送る場合は内のしが良いでしょう。のしの上段に『お歳暮/御歳暮』と書き下段には氏名を書きます。水引は紅白の蝶結びを選びましょう。基本的にのしをかけますが、肉や魚など生臭いものにはのしはかけません。最今は、よりエコな短冊タイプの簡易のしもよく使われています。
のし
水引蝶結び・花結び005(熨斗あり)

お歳暮の渡し方

お歳暮の渡し方について、持参する場合と宅急便を利用する場合、それぞれのマナーについて考えてみましょう。

持参する場合

持参して手渡しをする場合、正式には風呂敷包みにして持参します。風呂敷が用意できなければ、デパートの紙袋でも問題ありません。また訪問する時間帯に注意してください。早朝や食事の時間帯は避け、午前10時~11時、もしくは午後14時~16時くらいに訪問します。急な訪問の場合でも、これから伺う旨を一言電話で伝えるようにしましょう。この場合、玄関先でお歳暮を渡したらすぐ失礼するのがマナーです。ご挨拶をしてから風呂敷の包みを解き、先方から見てのしが正面にくるように品物を差し出します。紙袋の場合も紙袋のまま渡すのではなく、必ず紙袋から品物を出して手渡すようにしましょう。

宅急便で送る場合

宅急便で送る場合は、品物だけを宅急便で送るのではなく、送り状を郵送するのが正式なマナーです。品物が届くよりも先に送り状が届くようにしてください。送り状には日頃お世話になっていることへの感謝と、お歳暮を送った旨を書きます。

相手が喪中の場合

お歳暮を贈る相手が喪中の場合はどうしたら良いのでしょうか?お歳暮は日頃お世話になっている人へ感謝の気持ちを伝えるものですから、お歳暮を贈っても問題ありません。こちらが喪中である場合も同じです。ただ気持ちの問題として、紅白の立派な水引のものは避けるなどの配慮をすることは、良いかもしれませんね。弔事からあまり日が経っていないうちはお歳暮を贈ることはせずに、松の内、1月7日を過ぎてから『寒中見舞い』として時期をずらして贈ると良いでしょう。

お歳暮を受け取った時のマナー

お歳暮を受け取っても、基本的にお返しは必要ありません。代わりになるべく早くお礼状を出しましょう。どうしてもお返しをしたい時は、寒中見舞いとして贈ります。持参頂いた場合には、訪問が突然でない場合、部屋へお通しするのがマナーです。

お歳暮の書式テンプレート

会社で使えるお歳暮に関する書式

ビジネス上の付き合いでも、取引先や顧客にお歳暮を贈ることがあると思います。会社で使える書式をご紹介していきます。

お歳暮の送り状の書き方

取引先や顧客へお歳暮を贈る時は、必ず送り状を事前に送るようにしましょう。品物だけが突然届いても、相手は困ってしまうかもしれません。ビジネス文書のフォーマットで送り状を書きましょう。お歳暮の送り状には、ワードのテンプレートが便利です。
歳暮の挨拶状
歳暮の挨拶状

お歳暮を受け取った後に送るお礼状の書き方

お歳暮を頂いたら、必ずお礼状を書きましょう。親しい方であれば取り急ぎお電話でお礼を伝え、その後速やかにお礼状を出します。お歳暮のお礼状にも、ワードのテンプレートが便利です。堅苦しくない贈り物のお礼には、はがきが使われることがあります。
お歳暮御礼状
お歳暮御礼状

お歳暮の管理表の書き方

お歳暮を贈る際、件数が多いと管理が煩雑になってしまうことがあります。そのため、お歳暮の管理表を作成しておくと良いでしょう。相手によっては毎年同じものを贈る場合と、異なるものを贈る場合があるかと思います。管理表を書いておけば、どの年に何を贈ったかが分かり便利です。氏名、住所、連絡先、品物名、金額、備考を書き入れます。お歳暮の管理表にはエクセルフォーマットが便利です。
お中元お歳暮管理表
お中元お歳暮管理表

お歳暮の書式テンプレート

まとめ

お歳暮の贈答は古くから日本にある慣習です。お世話になったことへの感謝の気持ちを伝えることができる良い機会でもあります。贈る側も受け取る側もマナーを守って、良い関係を築いていきたいものですね。送り状・お礼状の作成、お歳暮の管理には、是非テンプレートを参考にしてください。

お歳暮の書式テンプレート

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