当コラムはMicrosoft PowerPoint 2010での動作を前提として作成されています。バージョンが異なる場合、画面のキャプチャやメニューの場所が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

こんにちは。資料作成アドバイザーの山橋美穂です。前回のコラムでは、出版物のようなクオリティーの資料を作成するために、資料作成に取り掛かる前に先ず「自分ルールを作る」という事をお教え致しました。今回は、多くの人が耳にしており、またこれについて多くの書籍が出版されている「スキーム図」についてお教えしようと思います。
そもそも「スキーム図」とは何か。英語の「スキーム(scheme)」には「注意深く練られた計画、仕組み、構成、一覧表」などの意味があります(アメリカでは「陰謀」や「策略」といったネガティブなイメージで使われる事が一般的だそうですが)。ビジネスシーンにおいては「計画を伴う枠組み」や、逆に「枠組みを持った計画」という意味合いで使われています。もう少し分かりやすく言うと「目的を達成するためにしっかりとした道筋を持った計画や構想、またその仕組み」という意味です。例えば「事業スキーム」は「事業計画」の事を言います。「スキーム」とは、その目的を達成するための一連の流れ、計画や構想の道筋、という意味合いで捉えて下さい。
それでは、プレゼンテーション資料などでよく使われる「スキーム図」とは何か。当たり前な説明ですが、「スキーム」を図解したモノが「スキーム図」になります。伝えたい流れや構想を図にして示したモノです。難しく考える必要はありません。例えばラーメン屋を開業するとします。お店をオープンする迄にどのようなステップを踏むのか具体的に纏めなければならないとして、オープンまでの過程を文章や言葉で伝えると「まず銀行から資金を借り入れます。その後、約2か月間、ラーメン屋で修行をしながら自分のお店の味を決めます。試行錯誤しながら味を決めると同時進行で物件を探します。物件が決まったら内装工事を手配し、従業員を募集します。内装が完了したら、約1か月間かけて従業員を教育し、オープンに至ります。」と、このような説明になります。決して分かりづらくはないですが、これを図にすると

先程の説明文よりも、流れがより一層分かりやすくなります。このように、文章や言葉のみで伝えると少し複雑になってしまったり、図にした方がより一層分かりやすい場合に、スキーム図を用いて説明します。ダラダラと文章のみが書かれているプレゼン資料より、文章を明解な図で示している資料の方が、読みやすいし分かりやすいです。以前、このコラムでプレゼン資料作成のための「基本的な3つのルール」をお教えした時にもお話しましたが、プレゼン資料は“分かりやすい”という事が大前提です。分かりやすくなければ伝わらないですし、何より読んで貰えない可能性もあるのです。みなさんは、仕事で忙しい時に、どこかの会社の営業が持って来た字ばかりの資料をじっくり読み込みますか。文章ばかりの資料は、特に忙しい時には敬遠されがちです。分かりやすい資料を作るためにはスキーム図を取り入れましょう。なにも難しく考えることはありません。文章だと説明しづらい事、複雑な内容、分かりづらい内容について、図を用いて表現するだけです。実はは、無理矢理文章で書くよりも図で示した方が簡単なことの方が多いです。まず要点を一度紙に書き出し、単純化します。その単純化したモノを、スキーム図として組み立てていきます。スキーム図を作るのが不慣れな人は、先ほどのラーメン屋の例のように、比較的単純な内容を図にするトコロから始めてみて下さい。矢印で流れを繋げていくだけで構いません。文章を図にしていくという事に慣れていきましょう。次回は、どのようなスキーム図があるのか、一般的なスキーム図の一例を紹介致します。

セミナー情報

タイトル

1日で習得 綺麗で分かりやすいプレゼンテーション資料作成

内容

元外資系証券会社のプレゼンテーション資料作成チームで働いていた資料作成コンサルタントが、たった1日で資料作成に必要な基礎知識を全て教えます。

基礎編(1)「資料作成の基本 3つのルール」
基礎編(2)「資料作成に必要なPowerPointの機能レクチャー」
基礎編(3)「資料作成に必要なExcelグラフの作り方」
中級編「論理的な資料を作る為の幹となる「構成」の作り方」
演習編「様々なスキーム図、グラフの作成」

詳しくはこちら

Streetacademy
« コラムの王様トップ »
このページの上部へ