当コラムはMicrosoft PowerPoint 2010での動作を前提として作成されています。バージョンが異なる場合、画面のキャプチャやメニューの場所が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

こんにちは。資料作成アドバイザーの山橋美穂です。前回と今回のコラムで構成の作り方についてお教え致します。
前回、分かりやすい構成を知ってもらうために、童話を例に挙げました。今回は実際に「Aという商品を買ってもらう」ための構成を作成してみたいと思います。
まず、真っ直ぐブレない道筋を作る為に、テーマを明確にします。そして、テーマから逆算して考えていくと、ストレートで完結な構成が作りやすいです。

「Aという商品を買ってもらう」というテーマがあります。逆算するということは、次に「どうすれば買って貰えるか」の内容を提示します。
では、どうすれば買ってもらえるのでしょうか。商品を買ってもらうためには、聞き手に購買意欲を持ってもらわなければなりません。つまり、テーマの次には、購買意欲をそそる内容が来ます。皆さんは、どういった時に購買意欲が高まりますか?どの様な理由で商品を買うでしょうか。
購買意欲をそそる内容とは、Aを購入するとどのような利益があるのか、どういったメリットがもたらされるのか、ということです。購入した際のメリットが自分のニーズに合っていれば、購入する気になりますよね。メリットとは、つまりその商品の一番の売りポイントです。そのポイントが魅力的であればあるほど、聞き手の購買意欲は高まります。
商品のメリットを説明するためには、商品全体の概要や商品の説明をしなければなりません。なので、購入メリットの次には商品の紹介が来ます。
ここまでの構成は、つまりこうです。
1.「Aという商品を買ってもらう」→2.「Aを購入した際のメリット・Aの売りポイント」→3.「Aの商品概要」
実際にプレゼンテーションを行う際は、3から進めていきます。
商品の説明をするには、例えば、なぜAという商品を発売したのか、なぜそのような商品の発案に至ったのかを説明すると、より一層Aという商品のことを理解してもらえます。「なるほど、世の中でAという商品が求められているのだな」と納得してもらえれば、購入にぐんと近づきます。
このように、テーマから逆算して構成を作っていくと、スムーズな流れのプレゼンテーションになります。
「Aという商品を買ってもらう」→「買ってもらったら、購入者にどのような得があるのか」→「商品の紹介」→「市場はどういったモノを求めているのか」→「近年の市場状況」

構成を作るとき、時間があるのであれば紙に書き出すことをおすすめします。頭の中だけで構成を組むよりも紙に書き出したほうが、全体の流れをしっかりと明確に把握することが出来ます。

大筋が出来たら、それに合わせてスライドの骨組みを作ります。この時、スライドのタイトルのみを記載して下さい。骨子が出来たらタイトルを読んでいき、流れがスムーズであるかを確認します。ここで、話しが繋がっていなかったり、流れを止めるスライドあれば、もう一度骨子を見直します。
このようにして、スライドの構成を作成していくと、伝えたい事がストレートに伝わるプレゼンテーション資料が作れます。

また、資料作成のHOW TO本ではよく、ロジックツリーを使って構成を組み立てていく方法を提示しています。

ロジックツリー

ファクトがセクションを補強し、セクションがテーマを補強します。双方に論理的な繋がりがある事が重要です。
例えば

このように、資料の内容を決めていき、これをもとにスライドの骨子を作ります。一般的に言われている基礎事項として、1スライドにワンメッセージ、つまり1枚のスライドに載せる内容は1つなので、それに倣えば、一つのテーマをプレゼンするのに必要なスライド枚数は13枚という事になります。
ロジックツリーを使い慣れている人であれば、構成を組む際に使用するのも有効な手段です。

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タイトル

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内容

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