このページはJavaScriptを使用しています。JavaScriptを有効にして、対応ブラウザでご覧下さい。

第3回 暑中見舞いの基本マナー(2)

著者:Pathfine株式会社   石塚 めぐみ


書き方の基本ルール(喪中の場合)

暑中見舞いや残暑見舞い、先方が喪中の時に送るのはマナー違反になるのでしょうか?ということもよく困惑してしまう問題です。送るときにはどの様な配慮が必要になるのでしょうか。また自分が喪中の時にはどのように伝えればよいのでしょうか。結論から言うと暑中見舞いや残暑見舞いを送るのは問題はありません。暑さが続く中、相手の体調を気遣って送る挨拶状ですから喪中の時期に送っても失礼にはあたりません。大切なご家族を亡くされて気落ちしているお相手を慰めるような一文を添えて送るとむしろ喜ばれることでしょう。

相手が喪中の場合

相手が喪中の場合は、自分が喪中の場合よりも気を使うものです。この場合は四十九日が過ぎるまではさけておいた方が無難かもしれません。また、暑中見舞いの時期が四十九日と重なる場合は「残暑見舞い」として出しましょう。また、添える文には「ご冥福をお祈りしております」はキリスト教や浄土真宗等の一部で使わない方が良いとされていますので注意しましょう。お悔やみの文は必ず入れなければならないわけではありません。しかし、少しお悔やみを申し上げておきたいときは、短めに「〇〇様がご逝去され、家族の皆様はお寂しいこととお察し致します。心よりお悔やみを申し上げます」といったように、お悔やみの文章を入れておきましょう。

自分が喪中の場合

自分が喪中の場合、四十九日が過ぎるまでは暑中見舞いを送らないほうが無難です。これは決まり事ではありませんが、四十九日を過ぎるまでは何かと落ち着かないものです。暑中見舞いが送られて来たらお返事を出すぐらいで良いでしょう。喪中であることをわざわざ知らせる必要はありませんが、親しい人へ親族がなくなったことをお知らせしておきたい場合は入れても構いません。喪中を知らせない場合は普通の暑中見舞いと変わりありません。しかし、お香典をいただいた方や葬儀に来てくださった方には、その旨のお礼を入れるのを忘れないようにしましょう。

喪中時の注意点

暑中見舞いは喪中の相手であっても出すのがタブーというわけではありませんが、気を付けたいポイントを2点ほど紹介します。1つはできるだけ「無難なデザイン」で送りましょう。文面のほかに、絵柄、デザインにも当然気を遣わなくてはなりません。
具体的な注意点としては、まず、ハガキのデザインに関して、派手な絵柄や色合いのものは避けます。シンプルなものや無地のもので、派手すぎるものは控えるようにしましょう。
2つめは喪中の相手には重ね言葉を使わないことです。暑中見舞いは一般的に、相手の健康を気遣うのが主な趣旨ですが文章の中に「忌み言葉」を使わないようにしましょう。
喪中の相手には、繰り返すことを避けるため、「重ね言葉」を使わないのが礼儀であり、注意点です。重ね言葉とは、「かえすがえすも」や「かさねがさね」といったものです。これらは避けましょう。

この記事に関連する最新記事

おすすめ書式テンプレート

書式テンプレートをもっと見る

著者プロフィール

author_item{name}

石塚 めぐみ

Pathfine株式会社

8年間の事業立上・経営ノウハウを活かし、中小企業向けに業務改善・経営戦略等のコンサルティングに従事。ブライダル事業からフード産業まで、さまざまな業界の企業を支援しております。

この著者の他の記事(全て見る

bizoceanジャーナルトップページ