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第2回 暑中見舞いの基本マナー(1)

著者:Pathfine株式会社   石塚 めぐみ


書き方の基本ルール

一般的に「暑中見舞い」は夏の暑い時期に相手を気遣い見舞う言葉や自分の近況報告、相手の健康を祈る言葉があれば良いのです。日頃あまり顔を合わせていない方であればご無沙汰を詫びる事を伝えても良いでしょう。文章はお相手によって変わってきます。友人にはくだけた表現でも構いませんが、目上の人や恩師などにはきちんとした文章で送りましょう。基本のフォーマットをもとに自分なりの言葉を添えていけば難しいものではありません。

暑中見舞いを書いてみよう

暑中見舞いや残暑見舞いは、季節の挨拶状のひとつですから特別に難しい形式はありません。基本的な書き方は以下の項目のとおりです。そこに自分の想いを言葉にして書いてみましょう。

  1. 季節のあいさつ(決まり文句)
  2. 相手の安否や健康をたずねる言葉
  3. 自分の近況を伝える言葉
  4. 相手の無事を祈る言葉
  5. 日付(拝啓や敬具は必要ありません)※日付は○○年○月のみで可 ○○年盛夏というのも多い

また、引っ越しや結婚などその他のさまざまな近況をお伝え出来るので便利です。

暑中見舞い・残暑見舞い注意すべき表現

暦が秋にあたる残暑見舞いには「盛夏」は使わないようにしましょう。季節の言葉は「晩夏」「立秋」「葉月」などを使うとよいでしょう。また、健康を祈る文によく使われる「自愛」には、身体や健康という意味も含まれるので「お体ご自愛ください」と表現する人が多いのですが、厳密には重複表現となりますので十分に注意が必要です。また、日本は北の地方と南の地方で気候が大きく変わり、梅雨明けの時期や暑さの気温もその年や地方でも異なります。「暑い時期に相手を見舞う」のですから送り先の気候も考慮しましょう。暑中見舞い・残暑見舞いに限らず、季節の挨拶状はその時々の寒暖や情感にあわせた表現を心がけましょう。

メールでの暑中見舞いはマナー違反?

今ではメールやSNSがあたり前の世の中です。暑中見舞いや残暑見舞いはメール等で送るのは失礼にあたるのでしょうか。ネット上で送ることは簡易的に送ることが出来ますし無料のツールも多いのでメリットも多く迷ってしまうところです。気の知れた友人などに送る場合には問題ないと感じるでしょうが、ビジネス上の上司や先輩、プライベートでも恩師などに対しては避けた方が無難でしょう。最近では、テキストメールだけでなくインターネット上でのグリーティングサービス(無料)のツールもたくさんあります。手軽でスピーディに送りたい時などお相手に合わせて上手に活用するとよいでしょう。

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著者プロフィール

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石塚 めぐみ

Pathfine株式会社

8年間の事業立上・経営ノウハウを活かし、中小企業向けに業務改善・経営戦略等のコンサルティングに従事。ブライダル事業からフード産業まで、さまざまな業界の企業を支援しております。

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