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第2回 SOHO/個人事業主の方は事業所得の申告をしよう!

著者: 行政書士  中野 裕哲


作成のポイント

■ 事業所得ってどうやって計算するの?
■ 必要経費って何だろう?
■ 事業用と自宅用を必ず按分計算しよう!
書式の説明:請求書のテンプレートです。

事業所得ってどうやって計算するの?

事業所得の計算方法は以下の計算式です。
総収入金額”必要経費=事業所得の金額
総収入金額は売上代金の他に、
1:金銭以外の物や権利などによる収入
2:商品などを自家消費・贈与した場合の商品の価額
3:事業付随に付随して発生した雑収入
などが含まれます。
なお、事業収入額は1月1日~12月31日までに確定している金額ですので、実際には支払われていない金銭があっても、売掛金等として確定している場合は、その年の事業収入となりますので注意しましょう!

必要経費って何だろう?

必要経費とは、事業に使った経費のうち、税法上、認められる経費のことを言います。必要経費となる金額は基本的にその年に債務が確定した金額です。
どういうことかと言うと、その年に支払った場合でも、債務の確定していないものはその年の必要経費になりません。逆に支払っていない場合でも、債務が確定しているものはその年の必要経費になります。
例えば、平成21年12月に使用した分の携帯電話料金を平成22年1月に支払ったとしたら、それは12月で債務が確定しているので、平成21年分の確定申告の必要経費に入れることができるというわけです。

事業用と自宅用を必ず按分計算しよう!

必要経費については、必ず事業用の支出とプライベートの支出と分けて計上しましょう。例えば、上下水道代、電気代、ガス代、固定電話代、携帯電話代、インターネット回線代、ガソリン代、固定資産税、減価償却費等については、仕事用とプライベート用が混在して支払っている場合が多いかと思います。その様な場合、事業用と自宅用の支出を下記の様に按分計算し、事業用の分だけを必要経費とします。
事業用の必要経費=支払金額×業務用分/全体
床面積、電灯数、走行距離、使用時間、使用割合等の合理的な基準により案分してください。

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著者プロフィール

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中野 裕哲

行政書士

会計事務所・起業コンサル会社にて、起業家支援活動に従事。独立後は、年間100社を越える起業家を支援。事業計画支援、会社設立、資金調達、経理財務、人事労務、法務支援等を得意とする。

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