専門家に学ぶ!企画書のためのマーケティング分析フレームワークの使い方

2、フレームワーク「5Forces ファイブ・フォース」の使い方

2013/9/13

SWOT有限会社
取締役社長 満木 大

専門家に学ぶ!企画書のためのマーケティング分析フレームワークの使い方
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競争環境を捉えるフレームワーク

現状把握において業界内などでの競争状況を分析する際に使うフレームワークになります。
企画書において、現状分析、特に広く競合関係を捉える際に有効なツールの1つです。
競争環境を分析する際に、単にライバルの動向を分析するだけでは不十分です。そこで、アメリカの経営学者であるマイケル・ポーター博士が提唱した「ファイブ・フォース」と呼ばれる5つの競争要因で分析する考え方があります。

5つの競争要因とは、

①新規参入業者
サンプルでは、「海外大手アパレル企業の進出」としました。
②競争業者(自社はこの中にあると考える。)
サンプルでは、「値引き販売の常態化」、「テレビCM中心とした広告宣伝合戦」、「海外展開」としました。
③代替品
サンプルでは、「インターネット通販の普及」としました。
④買い手
サンプルでは、「ブランドロイヤリティの低下」、「不要不急なものは購入しない」、「良質なものを選んで購入」としました。
⑤供給業者
サンプルでは、「円安による値上げ要請」としました。

です。これら5つの競争要因から皆さんの会社や事業(または皆さん自身)に向けて圧力がかかっている状況が競争環境となります。

競争圧力を回避できるポジションを見つける

5つの競争要因を説明すると以下の通りです。

①新規参入業者:業界に新たに参入する可能性のある企業等
参入障壁が低く、また既存業者の力が弱い場合は、新規参入が容易で競争が激しくなります。
②競争業者:競合同士の敵対関係
業界内の敵対関係が強いほど、競争が激しくなります。
③代替品:代替可能な製品やサービス
代替可能な製品やサービスが業界の外から現れる脅威が大きいほど、業界の競争が激しくなります。
④買い手:顧客
買い手が業界に対して強い力を行使できるとき、その業界の競争は自ずと激化します。
⑤供給業者:原材料やサービスを提供する企業等、つまり「売り手」
売り手の地位が高いほど、業界の競争は激しさを増します。

これら5つの視点から競争要因を分析し、圧力を最も受けにくい場所を探し、そこに自社(自分)や手掛ける事業を置くようにすることが競争の戦略につながっていくことになります。

サンプル企画書では、各競合関係の分析から、競争圧力がかからず、顧客が望んでいると考えられる「古着回収」という新規事業を思いつくにいたりました。
※「わかりやすい企画書とは!」を参照。

以上が競争環境分析のフレームワーク「ファイブ・フォース」の解説です。

【目次】

3、フレームワーク「SWOT分析 クロスSWOT」の使い方 へ進む→

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