事業計画書の書き方(既存事業編)

第二章 市場性
①【市場性】

2013/1/25

株式会社コンパス
代表取締役/ マーケティング・コンサルタント

鈴木 進介

事業計画書の書き方(既存事業編)
第一章 第二章【1234、】 第三章 第四章 第五章 第六章 第七章 第八章

市場性編

市場性

このページでは、参入及び存在する市場にいかに魅力がある市場かということを表現するページです。
注意点は、市場のデータをたくさん並べずにポイントとなるデータを選別することと、数字の羅列を避けてグラフなどの図を入れると見やすくて効果的です。

【市場トレンド(市場環境)】

まずは大きな視点で市場環境がどうなっているかを4つの視点で検証してみましょう。

①「政治的視点」法律変更の影響はある市場か?(規制緩和がある市場は大きくなる)、②「経済的視点」金利や為替などの景気はどう影響するか?(コストへの影響なども大切な視点)、③「社会的視点」社会情勢で大衆心理や流行はどんな影響があるか?(一過性のブームか構造的かの見極めが大事)、④「技術的視点」新技術や技術の陳腐化がどう影響を与えるか?(ベンチャー企業の動きにも注意)。

最後に、結論として、何が一番大きな要因で市場が魅力的になるかを書きましょう。単に市場環境の考察を羅列しただけでは、その市場がどうなのかが分かりません。結論を一行程度で説明できるようにすることが大切です。(例)「政府の補正予算と防災への意識の高まりにより、防災市場は大きくなることが予測される」など。

【市場トレンド(市場環境)】

ここでは、事業を展開する市場がどの程度魅力的なのかを具体的に説明していきます。具体的とは、数字で表現できるものは全て数字で表現するという意味です。

市場規模や成長率などのデータを保有していない場合は、ネット検索で政府機関の~白書という名の刊行物や民間のシンクタンクのデータを調べてみましょう。また業界団体がある場合は、データが公開されている場合もあります。
なお、冒頭にも書きましたが、事業計画には最も象徴的なデータだけを選別して記述してください。よくデータの羅列がある事業計画書を見ますが、読み手側が分かりにくくなります。また、注意点としてデータを細かすぎるくらいに精緻なものを求める方もいますが、まずは大雑把に10億円の市場なのか1000億円の市場なのか、もしくは成長率が10%なのかマイナスなのかなど全体感を一目で分かるように表現しましょう。

提供元:株式会社コンパス

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