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商売魂



 2007.09.18

ミサワホームの創業者が住宅産業に新風を吹き込む<後編>
〜年内に200社以上の工務店と連携、地域ぐるみで「200年住宅」をつくる〜

〈ゲスト〉
三澤千代治(みさわ・ちよじ)

前回のインタビューはこちら

 『200年住宅』の「HABITA(ハビタ)」

編集者:

HABITAの普及は、古き良き日本家屋の再生にもつながりそうですね。

三 澤:

私はHABITAを通じて、住宅に日本の文化や歴史を詰め込みたいと考えています。  
というのも、日本家屋にはさまざまな利点があるからです。
家族の絆だって、日本家屋から生み出されると思うのです。
たとえば、日本家屋は襖で部屋を仕切っているため、いろんな音や声が筒抜けになります。
ですから、自然と人に気を遣うようになりますし、人にやさしくできるようになるわけです。
また、日本家屋の庭には自然がふんだんに取り入れられていますが、サルがそうであるように、庭の緑を見ると人間も自然と気持ちが落ち着いてきます。
そういった思想もこのHABITAにはツマっているのです。


編集者:

なるほど、HABITAには何か神秘的なものすら感じます。
しかし、地域密着型の住宅をつくるとなると、各地の材木店や工務店の協力が必要になってきますね。

三 澤:

その通りです。そのため、私は各地でセミナーを開催して、この新しい家づくりを提唱しています。
セミナーを開催する際は、自治体や地銀などに協力してもらっています。
やはり、地域全体で取り組むことが大切ですからね。
すでに、山口県や香川県、千葉県などでは賛同してくれる工務店があらわれて、モデルルームを開設しました。
地方にはあまりいい産業がありませんから、地域が一丸となっていい家をつくるというHABITAの取り組みは、受け入れられています。


編集者:

最終的には、どれぐらいの規模で、展開していくつもりなのですか。

三 澤:

全国には16万社もの工務店があります。
私はそのうち1万社と提携したいと考えています。
そこで、まずは今年のうちに200社を集める予定です。
そして、来年には250社、再来年は350社といった具合に、地道に増やしていきたいと考えています。
これからも全国行脚しながら、地道にその精神を伝えていきたいと思います。


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