採用担当者に「是非会ってみたい!」と思わせる「履歴書」「職務経歴書」を書く必要があります。それも、面識が無い人に対して、わずか数枚の内容で、です。その為には、貴方の経験はもとより、身に付けてきたスキル、仕事への情熱、将来への可能性、そして人柄までもが凝縮され、表現されている必要があります。こうした「履歴書」「職務経歴書」を書く為には、(1)自己を客観的に分析する力、(2)相手(企業)の求めるニーズを把握する力、(3)何故自分がその職業に適しているかを論理的に、コンパクトに伝える力、が必要になります。言い換えれば、これまでの貴方のビジネスパーソンとしての総力を挙げて取り組まなければ成らない事だと言えます。
実際に「履歴書」や「職務経歴書」を書き始める前に、今までの仕事経験の棚卸しをしてみましょう。何時どんな仕事に携わってきたかを、出来るだけ細かく、時系列に書き出してください。過去の手帳などがあれば思い出し易くなります。この時に、仕事の内容はもちろん、どういう形でその仕事に携わったか、それを通じて身に付けたスキルや、その時々の感情などもあわせて書き出してみましょう。また、自分の実績は出来るだけ数値化しておくと説得力が高まります。営業であれば担当した案件数やその金額、スタッフであれば対象となる社員数や処理件数など、また部下がいた人は部下の人数なども書き出しておきましょう。
次は自己分析です。この時のポイントは多面的に見ること、そして共通点を探すことです。一つの業務を通じて貴方が得たものは、専門的な知識だけでなく、課題解決のプロセスや、他のメンバーとのコミュニケーション等、決して一つではありません。こうして多面的に見ることで、貴方のスキルの幅はぐんと広がります。また、自身の棚卸し結果を見てみると、これまでどんな分野の仕事が多かったかだけでなく、力を発揮できる仕事のスタイルや環境、チームの中で果たしてきた役割等、自分なりの傾向が見えてきます。こうした仕事経験を通じての共通点は、経験に裏打ちされた貴方の強みであり、どんな時に能力を発揮できるのか、非常に説得力が増します。
実際に「履歴書」「職務経歴書」を書く時は、それぞれの性格や役割を考えて作成しましょう。「履歴書」を書く際には、事実を正確に簡潔に漏れなく記入する事を心がけましょう。書式もほぼ同様なものですし、まずは減点されない事が大事です。そういう意味では、添付する写真が相応しいものか、きちんと捺印されているか、細部にも注意を払う必要があります。一方で「職務経歴書」は書式自由の場合も多く、貴方の魅力をアピール出来るように工夫が出来る、いわば加点ツールです。自己分析の結果を受けて、項目立てやレイアウトに工夫をしたり、図解等ビジュアル化しても良いでしょう。ただし、A4一枚か二枚でまとまるようにしましょう。
転職活動に必要な「履歴書」「職務経歴書」を書く際のポイントをお伝えしてきましたが、転職をお考えでは無い方も現時点での自身の「履歴書」「職務経歴書」を作成してみては如何でしょうか?。これまでの経験を棚卸し、自己分析をし、それを簡潔にまとめる作業を通じて、自分の強みを確認すると同時に、今後獲得すべきスキルや深めて行きたい専門分野、自分にとって望ましい働き方等を明らかにすることに役立ちます。定期的にこうして自分自身を見つめなおすことで、自分の強みを活かしたり、必要ならば軌道修正をする事ができれば、より充実したビジネスパーソンとしての歩みを続けることにつながるのではないかと考えています。