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ビジメンタリー



 2008.1.28
ニッポンのオモチャメーカーは少子化の波を乗り越える!?
年末年始はオモチャ商戦がピークに。
しかし、このところ少子化の影響もあって、オモチャ業界の売上げが右肩下がりになっているという。
はたして、その実情はどうなっているのか。
さっそく、オモチャメーカーにそのあたりを聞いてみた。

 オモチャ業界は少子化を打開できるか

06年度の国内における玩具市場の規模は、店頭価格ベースで6,400億円。
前年度比93.7%だった。
近年、この減少傾向はつづいており、ここ5年間の動きを見てみると、玩具市場全体では7,132億円から6,400億円と10.3%減になっている。
(社)日本玩具協会の稲増さんは「売上げ減少の最大要因は少子化です。オモチャは基本的には子どもの遊び道具。そのため、子どもの数が減れば、自然とオモチャの売上げも減少してしまうのです」と。
また「テレビゲームやケータイで遊ぶ子どもが増えたため、従来のオモチャを買わなくなってしまったのではないか」とも。


が、このオモチャ不況のなか、逆に売れているジャンルもあるという。
06年度のデータを見ると、前年比でプラスになっているのは「ぬいぐるみ」「知育・教育」「ホビー」「ジグソーパズル」「男児玩具」「雑貨」の6ジャンル。
その内容を見てみると「従来の子ども向けオモチャというよりも、大人も楽しめるような『大人向けおもちゃ』が占めている」と稲増さん。
どうやら売れ筋は大人向けか。

各メーカーとも少子化対策の一環として、大人向けオモチャに力を入れているようだ。 というわけで、オモチャメーカーが実際にどのような商品に力を入れているのか、紹介していきたい。


 子ども向けを基盤に先端技術を取り入れる

まず紹介するのは(株)タカラトミー(東京都葛飾区)。
トミカやプラレールといった定番商品で知られるオモチャメーカーだ。
さっそく広報の山田さんに聞いてみると「弊社の場合、売上げのベースはトミカやプラレール、リカちゃん人形といった定番商品です。とりわけ年末になるとプラレールの場合、車両やレールだけでなく『ターミナル』『駅』を含めたジオラマセットが売れるようになります。クリスマスなどの影響もあって、チョット高価で、豪華な感じがする商品が好評です」と。

そのほかの売れ筋といえば、もちろん大人向けのオモチャ、着実にシェアを伸ばしているそうだ。たとえば、現在ヒット中の「人生銀行」もそのひとつ。
これは貯金箱の機能を持ったオモチャ。貯金箱に液晶画面がついており、そのなかには『貯金箱の住人』が生活している。貯金をキチンとすると、住人の生活は向上していくが、貯金をおこたるとドンドン貧しくなっていくという。
このコンセプトはほかの商品にも生かされている。
11月に発売された「人生時計」は「人生銀行」と同じコンセプトを持つ目覚まし時計。
「人生銀行」と同じように、時計についている液晶画面には「時計の住人」が生活している。「こういった商品は20〜30代の間で男女を問わず人気です。
ギフト用として購入する人が多いようです」と山田さん。

また、同社ではさらに年齢層を引き上げた商品も販売中。
たとえば「いえそば」は、そば粉、小麦粉、水さえあれば、カンタンにそばをつくることができるという商品。
コシの強い本格的なそばができると評判で、1万3,125円とチョット高めだが、団塊世代を中心に需要が伸びているという。

一方で、ハイテク産業とのコラボレーションも進んでいる。
この9月に発売した二足歩行ヒューマノイド型ロボット「Omnibot17μi-SOBOT」は身長わずか16.5センチで、量産型ロボットのなかでは世界最小。
しかも、とてもオモチャとは思えない性能を持っている。
操作はスティックやボタンで直接コントロールできるリモートコントロールモード、オリジナルプログラムを作成可能なプログラムモード、プログラミングされているアクションを実行させるスペシャルアクションモード、言葉で命令を出せるボイスコントロールモードなどを組み込んでいる。
しかも、超小型サーボを独自開発したおかげで、3万1,290円という低価格を実現している。
まさに大人も子どもも楽しめる次世代オモチャといえそうだ。

「これからのオモチャはいろんな業界とコラボレーションし、その幅を広げていくはずです」と山田さんは話している。
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