まず紹介するのは(株)タカラトミー(東京都葛飾区)。
トミカやプラレールといった定番商品で知られるオモチャメーカーだ。
さっそく広報の山田さんに聞いてみると「弊社の場合、売上げのベースはトミカやプラレール、リカちゃん人形といった定番商品です。とりわけ年末になるとプラレールの場合、車両やレールだけでなく『ターミナル』『駅』を含めたジオラマセットが売れるようになります。クリスマスなどの影響もあって、チョット高価で、豪華な感じがする商品が好評です」と。
そのほかの売れ筋といえば、もちろん大人向けのオモチャ、着実にシェアを伸ばしているそうだ。たとえば、現在ヒット中の「人生銀行」もそのひとつ。
これは貯金箱の機能を持ったオモチャ。貯金箱に液晶画面がついており、そのなかには『貯金箱の住人』が生活している。貯金をキチンとすると、住人の生活は向上していくが、貯金をおこたるとドンドン貧しくなっていくという。
このコンセプトはほかの商品にも生かされている。
11月に発売された「人生時計」は「人生銀行」と同じコンセプトを持つ目覚まし時計。
「人生銀行」と同じように、時計についている液晶画面には「時計の住人」が生活している。「こういった商品は20〜30代の間で男女を問わず人気です。
ギフト用として購入する人が多いようです」と山田さん。
また、同社ではさらに年齢層を引き上げた商品も販売中。
たとえば「いえそば」は、そば粉、小麦粉、水さえあれば、カンタンにそばをつくることができるという商品。
コシの強い本格的なそばができると評判で、1万3,125円とチョット高めだが、団塊世代を中心に需要が伸びているという。
一方で、ハイテク産業とのコラボレーションも進んでいる。
この9月に発売した二足歩行ヒューマノイド型ロボット「Omnibot17μi-SOBOT」は身長わずか16.5センチで、量産型ロボットのなかでは世界最小。
しかも、とてもオモチャとは思えない性能を持っている。
操作はスティックやボタンで直接コントロールできるリモートコントロールモード、オリジナルプログラムを作成可能なプログラムモード、プログラミングされているアクションを実行させるスペシャルアクションモード、言葉で命令を出せるボイスコントロールモードなどを組み込んでいる。
しかも、超小型サーボを独自開発したおかげで、3万1,290円という低価格を実現している。
まさに大人も子どもも楽しめる次世代オモチャといえそうだ。
「これからのオモチャはいろんな業界とコラボレーションし、その幅を広げていくはずです」と山田さんは話している。 |