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戦後、鉄道は地域の生活や経済の要として機能してきた。 が、沿線の人口減少や少子高齢化、モータリゼーションの普及により、鉄道利用者は減少傾向に。とりわけ過疎化が進む地域の地方鉄道の経営状況は非常に苦しくなっているという。 現に、鉄道による輸送人員の推移を見ると、昭和62年から約19%が減少。 鉄道会社の社員数は同じく昭和62年から28%も減少している。 そして、経常収支については、全体の78%が赤字経営となっている。
こうした状況にあって「多くの鉄道会社は人員削減などを行い、合理化するための努力を行ってきた。が、その努力だけでは限界にきている」と話すのは国土交通省鉄道局鉄道業務政策課地域鉄道戦略企画官の千葉氏。 しかも、鉄道は人命を預かる身、安全面に最大の配慮を払う必要があるが、施設の現状を見てみると、多くの路線で老朽化が深刻な問題になっているそうだ。 「車両などの老朽化にともない、各地では新たなニーズへの対応が困難になる。そのために、さらに利用者が減少するという悪循環に陥っている」と。
もちろん、国交省もこういった状況を黙って見ているわけではない。 「地域、事業者、自治体が主体的に安全・安定な鉄道輸送を確保する意思がある場合は、国としても支援していく必要がある」と。 実際、国交省は事業者に対して、年間25億円前後の補助金を当てている。 しかし、これだけではローカル線を元気にすることはできない。 元気なローカル線はそれぞれが独自な取り組みをしながら、経営を維持しているのだ。
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