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7月4日に川崎重工業(株)岐阜工場で防衛省の次期固定翼哨戒機(P—X)及び次期輸送機(C—X)のロールアウトが行われた。 この「P—X」「C—X」の開発は01年からスタート。 川崎重工業など日本の大手企業が中心となってプロジェクトを展開している。 しかも、「P—X」に搭載されているエンジンは純国産。成功すれば大型の日本国産機としては、実に37年ぶりの快挙となるそうだ。 防衛省への納入は「C—X」が来年3月、「P—X」が来年8月を予定している。
さっそく、この「P—X」「C—X」の開発に携わった平和産業(株)(千葉県船橋市)にアプローチしてみたい。
同社が得意とするのは金属加工で40年の歴史を持つ。 この間、宇宙ステーションのパーツや航空機のエンジン部品、機体部品などの製造に携わってきたという。 そのため、取引先は三菱重工業、石川島播磨重工業、川崎重工業、富士重工業、日本飛行機など、大手航空メーカーがほとんど。 現在、千葉県船橋市、千葉県市川市、長野県駒ヶ根市、福島県会津市に工場を設けて、各パーツの製造に励んでいる。
実際、同社の船橋工場に入ってみると、そこにはさまざまなタイプの工作機械と無数の金属製品が並んでいる。 「一見すると、飛行機や人工衛星のパーツとは思えないものでも、翼部やエンジンの一部分だったりする」と話すのは八尾社長。
しかも、その製品はほとんどが一点モノで量産モノはないという。 航空宇宙産業の発注は当然ながら、頻繁にあるわけではない。 しかも、毎回のように仕様が変わるので、その度ごとに工作機械のプログラムを変更する必要があるのだ。
だから「航空宇宙産業の仕事はつねにチャレンジでもある」と八尾社長はいう。 実際「P—X」「C—X」の開発についても、その図面を見て「エッ!?」とビックリさせられる部分がいっぱいあったそうだ。 だからこそ「闘志が燃える」「つねに技術革新を繰り返すことができる。それが仕事の醍醐味になっている」と。
では、こうしたパーツを製造する際は、どのようなことに注意しているのか。 八尾社長は「不良品がでたときに、なぜそういうことになったのかをきちんと説明できるような作業工程と体制を持っていなければならない」と話す。 |