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[第1回]
準備が入念なほど残念なプレゼンになる
2011/6/16
Business Media 誠
永田豊志

パワポの前に「図」で考える――。ベストセラー『頭がよくなる「図解思考」の技術』の第2弾となる『プレゼンがうまい人の「図解思考」の技術』が登場。プレゼンテーションの根幹である「メッセージをどう作り、どのように伝えるのか」を図で整理する方法を解説します。
残念なプレゼンは眠くなる――。なぜ「眠くなるプレゼン」は生まれてしまうのでしょうか? あなたが懸命に説明しているプレゼンの最中、つまらなそうに配布資料を先読みしたり、PCで内職したり、あくびをかみ殺している人を見たことがあるでしょう。
きっと、そのような光景を見たのは1度や2度ではないはずです。ひどい場合には「深い眠りに落ちてイビキが聞こえてくるのでは……」とこちらが心配することさえあるのです。
つまらないプレゼンの共通点
自分自身、非常に多くのプレゼンに立ち会って来たのですが、「つまらない」と思ったものの共通点を考えてみました。これらをまとめると、3つのポイントに集約できたのです。
1.分かりづらい:ポイント、論拠、筋道が理解できない
2.具体的でない:実施方法、実現可能性、期待効果があいまい
3.面白くない:感動がない、意外性がない
これらを見て「そりゃ、当たり前の話だろ」と思う読者もいるかもしれません。しかし、この3つがプレゼン失敗の元凶なのです。逆に言えば「分かりやすく」「具体的で」「面白い」プレゼンができれば、それは大成功間違いなし――のはずです。
いきなり資料をつくるのは厳禁!
労力をかけてプレゼンをやっても成果が出ない……。そんな残念なプレゼンになってしまう人には、2つの共通した傾向があるようです。
1つは、プレゼンをすることが決まりしだい、資料作成に移る人。いきなりPCのPowerPointやWordを立ち上げて「さて、どのようなスライドを作ろうか?」と画面に見入ってしまう人です。
これでは「どのようなアイデアあるいは提案を聞き手に対して行なうか」よりも「どれだけ素晴らしいスライドが用意できるか、どうすればプレゼンが魅力的に見えるか」に関心が移ってしまいます。
準備を目的にしない
確かに、プレゼンは準備が大切です。しかし、プレゼンはスライドを作ることや、巧みな話術で聞き手を魅了することが目的ではありません。あくまで、中身が勝負です。その中身を十分検討せずに、資料の見た目やスピーチの良し悪しだけでカバーしようとしても無理です。
話し手の視点ではなく、聞き手の視点で
もう1つ、これも大変重要なことですが、自分、つまり話し手の視点ばかりで提案する人です。聞き手の視点になっていないので、聞き手の一番知りたいポイントは無視され、話し手の得意なことが提案の大部分を占める傾向があります。この手の人は話が長いのが特徴です。
話し手の視点ばかりだと「頭がよいと思われたい」「プレゼンがうまいと思われたい」……そんなことばかり考えてしまいます。自分をかっこよく見せようと考えすぎると、プレゼンは上すべりします。
筆者から まさかプレゼン本を書くとは思わなかったのですが、意外にも図解思考との親和性が高く、メリットが大きいことが分かりました。本書では、残念なプレゼンの問題点とプレゼン達人の違いさらに詳細に紹介しています。ぜひ参考にしてください。次回は「プレゼンがうまいって、どんな人?」です。
<続く>
提供元:Business Media 誠




























