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第4回 暑中見舞いの基本マナー(3)

著者:Pathfine株式会社   石塚 めぐみ


暑中見舞いのお礼状

暑中見舞い・残暑見舞いの場合にも年賀状の様に、先に書状を頂いたお相手には必ずお礼状を出しましょう。特にビジネスでは取引先の方等から届くことも多いと思います。書き方は普通の暑中見舞い・残暑見舞いにお礼の一言を添える、またはお礼と挨拶を兼ねた言葉を記しましょう。また、暑中見舞いが届いたものの、すぐに返信できず、立秋が過ぎてしまった場合は残暑見舞いとして返信するようにしましょう。毎年、「やっぱり暑中見舞い・残暑見舞いは送るべき?」と思いながらも、つい出しそびれてはいませんか?暑中見舞い・残暑見舞いの基本マナーを知って、今年こそは想いを言葉に変えて自分から送ってみてはいかがでしょうか。

レイアウトと書き方

最近では手書きや印刷会社に発注するよりも、パソコンで作成する機会が多くなりました。そこで、基本的な暑中見舞いのレイアウトをご紹介します。 まず、段落の書き出しは一文字下げます。暑中お見舞い申し上げますという言葉は、冒頭に、やや大きめに書きます。安否を気づかう言葉は「いかがお過ごしでしょうか。」「お元気でお過ごしでしょうか。」などがよいでしょう。近況報告は、なるべく具体的な内容の方が、受け取る側も楽しいものです。この部分に御中元のお礼の言葉を書いても良いでしょう。一年中で最も暑くなる時期です。相手の体調を気づかう言葉を必ず入れましょう。日付は「平成○○年盛夏」と書くのが慣例です。

宛名の書き方とビジネスマナー

暑中見舞いの宛名の書き方例をいくつかご紹介します。まず、宛名を赤ペンで書くことは失礼にあたります。もし、先方の氏名を書き誤った場合には、修正テープ、修正ペンを使ったり、二重線を引いて書き直したりせず、新しいハガキに書き直しましょう。官製ハガキの場合には、郵便局に持っていくと、数円の手数料で新品ハガキと交換が可能です。また、ビジネスマナーとして先方の氏名、社名などは、省略した文字を使わず、正しい漢字を用いましょう。 また宛名を裏面に記載した場合には省略が可能です。詰めて書かずにできるだけ分かりやすいレイアウトを意識しましょう。

「手書き」で好感度アップ

ネットやメールの進む今の時代、印刷された文字のみで済ませてしまう人も少なくありません。しかし、暑中見舞いや残暑見舞いは古くからある日本の文化です。そのため、挨拶状の書き方としては、やはり「手書き」の要素をいくらか加えたいものです。 カタチだけの暑中見舞いでは、受け取った相手からしても大きく印象が変化する事はありません。暑中見舞いは昔から伝わる季節の挨拶です。丁寧な字で書かれた見舞いは、相手のために自分の時間を割いて書いた「人間味のある温かいもの」として受け取ってくれるでしょう。

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著者プロフィール

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石塚 めぐみ

Pathfine株式会社

8年間の事業立上・経営ノウハウを活かし、中小企業向けに業務改善・経営戦略等のコンサルティングに従事。ブライダル事業からフード産業まで、さまざまな業界の企業を支援しております。

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