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第4回 知っておきたい豆知識 ~のし紙の使いかた~

著者:Pathfine株式会社   石塚 めぐみ


のし紙の使い分けについて②

のし紙を選ぶ際には、送る相手や目的あるいは地域に応じて最適な「のし・水引」を選ぶようにしましょう。本来の目的と異なる形式を選んでしまうと非常に失礼に当たりますので十分に注意が必要です。

佛水引(藍銀水引) ~お悔やみの香典返し等~


蓮の絵が入ったものは、仏教の通夜・葬儀告別式・法要時の際に、喪家に対して贈る弔慰品や喪家よりの香奠返しの粗品に用いられるものです。蓮の絵のないものは、仏教・神道・キリスト教など各宗教共通に通夜・葬儀告別式・法要時の際に、喪家に対して贈る弔慰品や喪家よりの香奠返しの粗品に用いられます。
熨斗は印刷されておらず、水引の結びと色は向って右側が「藍色」、左側が「銀色」の5本又は7本の水引が印刷され、中央の結び目は「結切り」と称される丸結びや、「あわび結び」と称される交差結びに結ばれているものの2種類があります。

黄水引(黄白水引)  ~お悔やみの香典返し等(一部の関西地区)~


本来は関西の大阪・京都・神戸・奈良の都市部に限り、各宗教共通に通夜・葬儀告別式・法要時の際に、喪家に対して贈る弔慰品や喪家よりの香奠返しの粗品に用いられていたものですが、現在では「佛水引」の蓮絵なしと同様に、法要時に「佛水引」では喪の意味合いが強過ぎるとの理由で、「黄水引」を用いる地区が増えています。尚、仏教以外の神道やキリスト教の通夜・葬儀告別式・法要時の際には、「仏」のイメージが強い「佛水引」は避けて、「黄水引」を用いる方が適切でしょう。
熨斗は印刷されておらず、水引の結びと色は向って右側が「黄色」、左側が「銀色」の5本又は7本の水引が印刷され、中央の結び目は「結切り」(丸結び)になっています。

見舞水引(赤金水引) ~御見舞品や快気祝い等~


傷病の見舞い品や火事・風水害・地震などの災害時の見舞い品に用いられます。なお、全快退院時のお見舞い返し(※快気祝い・全快祝い)には、同様のもので熨斗が付いているものを用います。
熨斗は印刷されておらず、水引の結びと色は向って右側が「赤色」、左側が「金色」の5本の水引が印刷され、中央の結び目は「結切り」(丸結び)になっています。

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著者プロフィール

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石塚 めぐみ

Pathfine株式会社

8年間の事業立上・経営ノウハウを活かし、中小企業向けに業務改善・経営戦略等のコンサルティングに従事。ブライダル事業からフード産業まで、さまざまな業界の企業を支援しております。

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