融資を受けられる「事業計画書」の書き方

ファイブフォース分析の書き方

2009/2/23

入野康隆

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作成のポイント

■ そもそも、ファイブフォース分析の目的は?
■ 「新規参入の脅威」とは具体的に何? 
■ 「で、だからどうなの?」とならないために

書式の説明
橙色(オレンジ)を使用した「ファイブフォース分析」のパワーポイントテンプレートです。競争戦略を考えるにあたり、業界の構造(外的要因)を分析するためのフレームワークができます。企画書・提案書の作成時に、サンプルフォーマットとしてご利用ください。

そもそも、ファイブフォース分析の目的は?

ファイブフォース分析の目的や位置づけは注意が必要です。

 

どちらかというと大企業向け。
ベンチャー企業には向かない場合もある。

 

業界についてあくまでザックリと大枠で捉えるためだけが目的で、すぐにアクションにつながるような分析とはなりにくい。

   

業界人にとっては当たり前のことを読み手の投資家に教育し、マクロ視点からの安易な懐疑的解釈を防ぐ目的に使うことがあります。

   

経営者の視座の高さをアピールする狙いで使われることもあります。

 

事業計画書を書く場合には
「市場および競合の分析」の一部として記述することもありますが、省略されることも多い分析です。

「新規参入の脅威」とは具体的に何?

「新規参入の脅威」≒参入障壁の高さ と考えましょう。

 

PESTフレームワークと掛け合わせて考えると、

 

Political:

法律で規制されている

政府による許可や免許が必要である

業界団体への加入が義務付けられている

   

Economics:

初期投資に大きな資本が必要である

規模の経済性が働くほど大規模でないと儲からない

複数の業態を同時に立ち上げないと儲からない

   

Society:

「あやしい業界」というイメージで一流企業が踏み込めない

参入するには社会的に信用力が必要である

   

Technology:

技術的に実現が難しい

量産化が技術的に難しい

特許で守られている

「で、だからどうなの?」とならないために

「当社にとってどんな意味があるのか?」という洞察につながるように、以下の点に気をつけましょう。

 

■ 「業界」の範囲を自社の身の丈にあわせる

 

業界のメジャープレーヤーでないベンチャー企業は
業界の範囲を大きく定義せずに、地方や顧客セグメント、製品などをもう少し詳細に定義して、「業界」の範囲をしぼりましょう。

 

■ 現在よりも未来を想像する

 

新規参入のベンチャー企業にとっては、業界の現状を分析しても仕方ないケースが多い。

 

重要なのは、現在よりも未来。

 

6ヵ月から3年ぐらいの適度な時間軸を設定して、
・ 変わらない部分はどこか?
・ どのような変化が起こるのか
を考えてみましょう。

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