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第1回 知っておきたい「残暑お見舞い」の基本

著者:株式会社クラリティマインド 代表取締役  鮎川 詢裕子

第1回 知っておきたい「残暑お見舞い」の基本

季節の挨拶状を出そうと思っても、意外と暑中お見舞いと残暑見舞いのどちらに当てはまるのか、違いは何なのか、分かりにくいことがあります。

挨拶状はタイミングが大事。タイミングを逸してしまっては、かえって失礼になる場合もあるのです。

遅く来た丁寧なものより、タイミングに合ったはがきのほうがうれしいもの。

この機会に、残暑お見舞いを出すタイミングや、基本構成をしっかり押さえておきましょう。


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残暑お見舞いを出す時期~いつからいつまで?~

毎年梅雨明けの頃、本格的な夏がやって来ます。 毎年一年で最も暑い時期に、日頃お世話になっている方や知人などへ、ご機嫌や健康を気遣って出すのが暑中見舞い。 残暑見舞いは、暦では最も暑い時期を過ぎた秋になっても、まだ暑いという意味でお出しするものです。

暑中お見舞い
  • 二十四節季の一つ「小暑7月(7月7日頃)」~「立秋(8月8日頃)」の前日まで
  • 梅雨明け後、立秋の前日までと覚えておく
残暑お見舞い
  • 「立秋(8月7・8日頃)」~「白露(9月8日頃)」の前日まで
  • できるだけ8月中に出す

このところ9月中旬以降も残暑が続きますが、暦が一つの基準となっています。


基本的な構成を理解しよう

季節の挨拶状には基本的な構成があり、残暑お見舞いでは以下のようになります。

  1. 季節の挨拶
  2. お礼状を兼ねている場合にはお礼を伝える(※日頃ご無沙汰している場合には、お詫びの言葉)
  3. 安否を気遣う
  4. 当方の近況報告
  5. 先方の健康を祈る
  6. 日付(※年号を入れ、日にちは省略するのが一般的。「令和◯◯年晩夏」「令和◯◯年八月」など)
  7. 著名(※季節の挨拶状では、はがきの場合でも著名は裏面にも書くのが基本)

基本的な文例を紹介

残暑お見舞い申し上げます。

立秋とはいえ暑い日が続いていますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。

最近は暑さのあまりに早朝から活動するようになり、おかげさまで早起きの習慣ができました。

猛暑がもうしばらく続くようですので、ご自愛のほどお祈り申し上げます。

今後も引き続きよろしくお願い申し上げます。

〇〇年八月

〇〇〇〇(署名)


残暑お見舞いの文例~慣用句の応用~

盛夏を過ぎた今も、暑さが残っている言葉を使って表現します

  • 立秋とは名ばかりのこの暑さですが
  • 暑さももう少し
  • 今年の残暑は格別でございますが
  • 例年にない厳しい残暑ですが

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著者プロフィール

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鮎川 詢裕子

株式会社クラリティマインド 代表取締役

組織力開発コンサルタント。起こしたい変化とゴールに向けた個人と組織の意識力開発・経営戦略構築支援を行う。結束力向上、リーダーシップ開発を得意とする。上海での起業支援・組織開発にも携わっている。

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